講師: 滝沢 悦貞(たきざわ よしさだ)氏 筑波宇宙センター セレーネプロジェクトチーム 主任開発部員 |
日時: 11月19日(金曜) 13:30〜15:00 |
場所: 研究本館 1階 図書室入り口会議室 |
講演概要: 宇宙開発事業団と宇宙科学研究所が共同で開発を進めているSELENE計画の計画概要とその要素技術について述べる。 SELENE計画では、未だ解明されていない月の起源と進化の科学研究及び将来の月の利用の可能性を定量的に調査検討するために 月のグローバルマッピングを行い、月面上の元素分布、鉱物分布、表面構造等のデータを取得する。 また、SELENE計画に引き続き体系的に実施する予定の月探査において共通かつ基盤となる月面軟着陸等の技術開発を行う。 SELENEは現在開発が進められているH-IIAロケットにより2003年に打ち上げれる予定で、 月面上高度100kmの極・円軌道を周回する周回衛星とリレー衛星から構成される。 周回衛星はミッションモジュールと推進モジュールから成る。 ミッションモジュールに搭載される観測機器はリレー衛星に搭載される観測機器と連携して月の全球観測を行う。 また、1年間の観測ミッション終了後、推進モジュールはミッションモジュールから分離して月面に軟着陸し、 軟着陸技術の実証を行う。 本講演では、SELENE計画の概要と衛星システムを実現するための種々の要素技術を説明する予定です。 また、SELENE以降の月探査や開発計画にも言及したいと考えています。 ポスター |