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文化財科学講演会 - 放射光・中性子で文化財を探る -

一般向けイベント

放射光と中性子は、物質の広範囲の評価を非破壊で行える探索子であり、文化財科学研究においても極めて重要な手段です。放射光につきましては、世界的にも 最高性能のSPring-8をはじめとして、つくばのPhoton Factory(PF)、九州のSAGA-LS、立命館大学SR等々の複数の施設が国内で利用可能でありますし、中性子につきましても、従来の原子炉利用 に加えて大強度陽子加速器による中性子利用(J-PARC)が可能になりました。しかし、我が国におきましては、放射光も中性子も文化財科学分野での利用 が狭い範囲に留まっております。この様な状況で、文化財科学における放射光と中性子利用のこれまでの研究成果の一部を広く紹介いたしますことは、今後、こ の分野の発展のために有意義と考えられますので、SPring-8、Photon Factory、J-PARCの三施設が連携して講演会を企画致しました。

>>ポスター[PDF. 2MB]
>>文化財科学講演会HP(SPring-8)


日時
2012年9月28日(金)13:00~17:30
場所
研究社英語センタービル 地下2階 大会議室
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂1-2(JR 飯田橋駅西口より徒歩 3 分) >>アクセス
参加費
無料
申込
7月2日(月)10:00 ~9月24日(月)17:00まで(予定) >>申込(文化財科学講演会HPから)
※定員(100名)に達し次第、締め切らせていただきます。
主催
(独)理化学研究所 播磨研究所・ (公財)高輝度光科学研究センター
(共)高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所
(一財)総合科学研究機構 東海事業センター
共催
日本放射光学会・ (公社)日本化学会・ (公社)日本分析化学会・ SPring-8利用推進協議会
中性子産業利用推進協議会
協賛
応用物理学会

プログラム

開会挨拶
講演1
「放射光マイクロビームを用いた古代ガラス中の赤色・黄色顔料の状態分析」
阿部善也、中井 泉(東京理科大学理学部)
講演2
「放射光による古代ビーズの着色機構解明」
沼子千弥(千葉大学大学院理学研究科
講演3
「放射光マイクロCTによる樹種識別」
杉山淳司(京都大学生存圏研究所)
講演4
「SPring-8を利用した古代青銅鏡の蛍光X線分析」
廣川 守(泉屋博古館)
講演5
「中性子イメージングによる出土品の内部観察」
増澤文武(元興寺文化財研究所
講演6
「中性子を用いた縄文式土器の研究」
神山 崇(高エネルギー加速器研究機構 物構研/J-PARC)
閉会挨拶