PF

産業利用

PFは、これまで培ってきた放射光利用技術、加速器技術や、広い分野にわたる研究成果をベースとして、産官学の研究者が集う「場」を提供したいと考えています。大学共同利用以外の放射光利用のさまざまな制度を用意し、産業界の皆様がそれぞれのニーズに合った形で放射光が利用できるように支援しています。また、産官学の連携のために国が推進している事業に参画し、放射光利用によるイノベーションの創出、社会に役立つ成果の優れた創出に貢献します。

産業利用の制度

制度 利用料 有効期間 募集/年 成果の取扱 備考・利用料等
一般施設利用 有償※1 随時 成果占有
非公開可
通常ライン:28,600円/時
高性能ライン:57,200円/時
試行施設利用※2 有償 随時 成果占有
非公開可
通常ライン:15,400円/時
高性能ライン:30,800円/時
共同研究 有償 半年~複数年 随時 原則として公開。ただし
知財の扱いについては契約書で
定め、権利化等に配慮する。
 
共同利用 無償 2年(基本) 2回 公開 応募資格に制限有り※3
優先施設利用 有償 年度内 随時 公開 応募資格に制限有り※4
通常ライン:15,400円/時
高性能ライン:30,800円/時
※1 一部の手法(ビームライン)ではオプションとして、利用支援、代行測定・解析なども用意されています。
※2 試行施設利用は初めてのご利用を対象としたものです。
※3 学術目的の実験課題であること。
※4 国又は国が所管する機関のプロジェクトで採択された研究課題であること(科研費を含む)。

実験・解析支援、コンサルティング制度

制度 利用料 対象利用制度 備考・利用料等
コンサルタント業務 有償 施設利用※5 10,000円/時※6
(利用時間は、ビームタイムと独立に設定)
測定解析補助
指導業務
有償 施設利用※5 30,000円/時※6
(利用時間は、ビームタイムと独立に設定)
※5 一般施設利用・優先施設利用との併用を前提とする。
※6 試行施設利用の場合は無償。

代行測定・解析制度

制度 利用料 対象利用制度 備考・利用料等
代行測定・解析業務 有償 一般施設利用
  • 利用料金は作業の内容により異なる。
  • 実施ビームライン(研究グループ)※7
    タンパク質結晶構造解析、X線小角散乱、硬X線XAFS、粉末X線回折
※7 2019/02現在

創薬等支援技術基盤プラットフォーム

タンパク3000プロジェクト、ターゲットタンパク研究プログラムなど、これまで実施されてきた構造生物学分野のプロジェクト成果を継承・発展させ、創薬プロセス等に活用可能な技術基盤の整備、積極的な外部開放(共用)等を行うことで、創薬・医療技術シーズ等を着実かつ迅速に医薬品等に結び付ける革新的プロセスを実現することを目的としています。

PFは当事業の解析拠点の代表機関の放射光施設として、放射光利用技術の創薬への活用を支援しています。

創薬等支援技術基盤プラットフォーム

光ビームプラットフォーム

研究・生産現場では整備することが困難な大出力のレーザーや加速器から発生する放射光を有する先端的な研究施設がネットワークを形成し、産学官の研究者による施設の利用を推進する枠組みを形成しています。より良いサービスや解析ソリューションを支援するために、施設間のデータの互換性(標準化)、複数の施設を活用した高度な解析のコーディネーション、人材育成などについて活動を行っています。

PFは当事業の代表機関の放射光施設として、他の実施機関との連携の中心的な役割を果たしています。

光ビームプラットフォーム