ロボティクス

サンプル交換システム

1号機
AR-NW12Aとほぼ同時にBL-5Aに1号機を設置しました。ダブルトング1号機に不具合があったため、 しばらくシングルトングで使用していました。ダブルトング2号機のテストはこのロボットで行いました。 現在、ダブルトング2号機は4号機に移動し、1号機にはダブルトング3号機をインストールしています。 ロボットの架台の改造を行ったので、2号機とは少し変わりました。

2号機
BL-5Aとほぼ同時にAR-NW12Aに2号機が設置されました。その後、NW12Aで3号機のテストを行う時に、 AR北西棟のロボット開発室に移動しました。現在は、主にソフトウェアの開発、ハードウェアの改良のためのテスト機として使用しています。

3号機
2006年にR&D用のロボットとして、製作しました。その後、AR-NW12Aでテストを行い、現在はそのままNW12Aで使用しています。 1号機と2号機は同時に製作したため元々は同じ仕様でしたが、3号機はその経験を元に改良を行っています。2008年4月にダブルトング3号機をインストールしました。

4号機
2007年にBL-17A用に開発したロボットです。基本設計は3号機と同じですが、同時期にダブルトング2号機の開発も行い、 BL-5Aの1号機でテストを行った後、現在はこの4号機に取り付け使用しています。

5号機

2009年1月16日にAR-NE3Aに到着したロボットです。4号機を基本としAR-NE3Aのデザインに合わせて架台を設計しています。 最初からダブルトングを搭載しています。


6号機

2010年3月19日にBL-1Aに到着したロボットです。今までのロボット架台がBL-1Aに入らないため、新たに架台を設計しました。ダブルトングはSPring-8のSPACEピン(ハカマ付き)を把持できるようになっています。


サンプルカセット

カセット
カセットはスタンフォード放射光研究所(SSRL)と同じものが使用できます。1つのSSRLカセットにはサンプルを96個格納することができます。
ユニパック(Universal V1 Puck)も使用することができます。

液体窒素デュワー
液体窒素デュワーには最大3個のカセットを収納し、連続して288個のサンプルを取り扱うことが可能です(SSRLカセットの場合)。ユニパックはアダプタを用いて、液体窒素デュワーに入れることができます。1つのアダプタに4個のユニパックを入れることができます。アダプタは最大3個使用できます。