ロボティクス

クライオピンの準備

ベースは Hampton Research社 CrystalCap Copper Magnetic 18mm を使用します。

通常はこのベースに Mounted Cryoloop を装着して使いますが、ループに一番近いところの線(左図)で、 ステンレスのピンを折ってベースに装着するようにしてください。このようにして作製したクライオピンの平均的なサイズは、右図のようになります。

カセットへの装填

カセットにクライオピンを入れるには、写真(左)のようなキットを使うのが便利です。

写真(右)のように発泡スチロールの容器にカセットをセットします。 写真では液体窒素は入っていませんが、実際には液体窒素を入れた状態で使用します。 カセットの空いている穴にクライオピンを入れるのですが、液体窒素がある状態では、 穴に正確にクライオピンを入れるのは困難ですので、写真のような治具を使います。

Magnet-wand の磁石の弱い方にピンを付け、結晶をすくった後、一気にカセットにサンプルを突っ込みます。

これらのツールは、SSRLで開発されたものを使用しています。

注意:Push wandをお使いの方。先端のねじがゆるみやすいので、ご注意ください。使用中にカセットの中に落下した場合、ピンが入らなくなるトラブルにつながるおそれがあります。


Crystal Positioning System で販売している Push Button Loading Wand (CP-111-025)

先端中央の小ねじがゆるみやすい

CSVファイルの準備

カセットのどの場所に、どういうサンプルが入っているのかをCSV形式のテキストファイルに記述します。

このファイルは、ビームラインのソフト(UGUIS)で読み込んで表示されます。

CSVファイルの詳しい説明はこちら (別ウィンドウ or 別タブで開きます)。

A1の場所はSSRLはReservedとしていますが、 PFでは使うことは可能です。