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last update:04/12/28  
  プレス・リリース 〜 04-09 〜 For immediate release:2004年12月28日
 
 
南極周回気球によるBESS-Polar宇宙線観測実験の実施について
(観測終了と回収作業について)

 
大学共同利用機関法人
高エネルギー加速器研究機構 
 
 
 
日米共同宇宙線観測BESS-Polar実験は、大型科学観測用気球に搭載された超伝導スペクトロメータによる宇宙線観測をニュージーランド夏時間12月22日に終了した。 BESS-Polar測定器は、宇宙線観測により低エネルギー反陽子宇宙線の精密測定と宇宙起源反物質の探索を目的とするためにニュージーランド夏時間12月13日午後6時54分(日本時間同日午後2時54分)に南極マクマード基地近くのウィリアムズフィールドより気球搭載型超電導スペクトロメータを大型科学観測用気球によって打ち上げられた後、浮遊高度での飛翔を続け、ニュージーランド夏時間12月22日11時14分(日本時間同日7時14分)に南緯83度17分、西経154度20分で気球から切り離された。その後、測定器はパラシュートで降下し、ニュージーランド夏時間12月22日11時56分(日本時間同日7時56分)に南緯83度06分、西経155度35分のロス棚氷上に着地し、8日と17時間2分の飛翔実験を終了した。
 
翌12月23日に着地地点での回収作業が開始され、既にデータ記録装置は回収された。その後も測定器の回収作業が続けられている。
 
回収されたデータ記録装置には、飛翔中に測定器を通過した約9億の宇宙線事象(総データ量約2テラバイト)が記録されている。
 
 
cgps  
<参考情報>
BESSグループのWebページ
http://bess.kek.jp/index-j.htm
 
 
<問い合わせ先>
 
高エネルギー加速器研究機構
共通基盤研究施設 教授
 山 本  明(日本側研究代表者)
  E-mail:akira.yamamoto@kek.jp
 
高エネルギー加速器研究機構
 広 報 室
  TEL/FAX 029-879-6047/6049
  E-mail:proffice@kek.jp
BESS-Polarの航跡図。 
 

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