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プレス・リリース 〜 10-09 〜 For immediate release:2010年10月5日 |
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韓国J-PARCユーザーセンターとの協力に関する覚書の締結及び CKorJ-PARC日本事務所の設置について(お知らせ) |
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J-PARCセンター |
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『韓国J-PARCユーザーセンター(センター長 Prof. Je-Geun Park)』(Center for Korean J-PARC Users/以下、「CKorJ-PARC」という。)と、独立行政法人日本原子力研究開発機構(理事長 鈴木篤之)及び大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(機構長 鈴木厚人)との共同運営組織である『J-PARCセンター(センター長 永宮正治)』は、平成22年10月1日付けで、「J-PARCの関連研究分野における協力活動を開始するための覚書」を締結しました。 また、CKorJ-PARCは、日本における韓国J-PARCユーザーの支援を一元的に行うため、いばらき量子ビーム研究センター(茨城県東海村)に、日本事務所を設立しましたのでお知らせします。 (1)CKorJ-PARC設立の背景と経緯 韓国には、J-PARCで行われている中性子、ハドロン、ニュートリノ及び加速器などの分野で200名を超える研究者が存在している。また、J-PARCが韓国の物理コミュニティの発展に非常に有益で、かつ両国が距離的に近いことから、韓国はJ-PARCに大いなる関心を持っている。 これらの研究者のJ-PARCでの活動を一元的に支援し、韓国研究者の利用促進を図るため、昨年10月に開催された日韓両国の政府間レベル会合「第13回日韓技術協力委員会」において、韓国側から「韓国J-PARCユーザーセンター」の創設について提案があり、その後、J-PARCセンターと韓国政府教育科学技術部との調整の結果、平成22年5月にCKorJ-PARCが発足した。 (2)CKorJ-PARCの概要 CKorJ-PARCは、韓国の大学、国立研究機関、産業界などの各分野の研究者による22グループで構成され、組織はソウル国立大学に位置づけられている。活動に係る予算は、年間500百万Won(約37百万円)で、3年間の予算確保が韓国政府によって認められている。 (3)今後見込まれる成果 この協力体制の構築により、今後より多くの韓国人研究者がJ-PARCを訪れ、研究を実施することが見込まれる。 また、CKorJ-PARC日本事務所の設立により、J-PARC利用者の拡大が図られ、ひいては、アジア・オセアニア地区の国際研究拠点の構築が一層促進されることが期待できる。 ・J-PARCの関連研究分野における協力活動を開始するための覚書
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