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last update:08/05/02  
高山健教授等が21世紀発明賞を受賞
 
 
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高山 健 教授
KEK加速器研究施設教授の高山健氏のグループが21世紀発明賞を受賞しました。「誘導加速シンクロトロン方式を用いた全種イオン加速器」の技術開発が評価されたものです。
 
今回の受賞技術は、従来の高周波加速によるシンクロトロンの加速部を、周回するビームに自己同期させて生成するパルス電圧による誘導加速システムに置き換え、荷電粒子の閉じ込めと加速を別々に行うことによって、陽子からクラスターイオンを含む全てのイオン種を加速できるというものです。
 
21世紀発明賞は、(社)発明協会が、皇室からの御下賜金により、科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的として行われる全国発明表彰の1つで、全分野を対象として著しく優秀と認められた発明1点に贈られるものです。
 
なお、高山氏等の発明は高エネルギー加速器研究機構に属するものとして、当法人の長である鈴木厚人機構長には21世紀発明貢献賞が贈呈されます。
 
当該発明はその発明過程においては科学研究費「学術創成研究」の支援を、また、特許申請に当たっては科学技術振興機構の支援を得て行われたものです。
 
※  高山氏及び、荒木田是夫氏(KEK)、下崎義人氏(高輝度光科学研究センター)、鳥飼幸太氏(群馬大学重粒子線医学研究センター)
 
 
関連サイト: 発明協会のwebページ
 http://www.jiii.or.jp/
Superbunch Projectのwebページ
 http://www-accps.kek.jp/Superbunch/
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