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last update:08/09/29  
第2回先端加速器科学シンポジウム
「始動、世界最強の加速器‐LHCとJ-PARC」を開催

 
 
9月25日(木)、学術総合センター一橋記念講堂において第2回先端加速器科学シンポジウム「始動、世界最強の加速器‐LHCとJ-PARC」を開催しました。このシンポジウムは、加速器科学への理解を深めることを目的としたシンポジウムシリーズの第二回。日欧で相次いで始動した大型加速器、大型ハドロンコライダー(LHC:スイス)と大強度陽子加速器施設(J-PARC:茨城県東海村)について、そこで使われている最先端の技術に焦点をあてて、研究者と企業の開発担当者が講演を行いました。
 
小林富雄氏(東京大学教授)の「LHCで期待される物理成果」というタイトルの講演から始まったシンポジウムの前半は、LHCセッション。LHCの ATLAS測定器向けの超伝導磁石設計を担当したKEKの山本明氏による「LHCを支えた日本企業の技術」の解説に続いて、古河電気工業株式会社の目黒信一郎氏、株式会社 IHIの吉永誠一郎氏が、それぞれLHCの超伝導線材と、世界最大容量の冷凍機システムについて講演を行いました。古河電気工業とIHIの2社は、2003年、その優れた業績と貢献により「LHCゴールデンハドロン賞」を受賞しています。
 
シンポジウム後半のJ-PARCセッションは、KEKの池田進氏の講演、「J-PARCで期待される中性子科学」に続いて、東芝電子管デバイス株式会社の林健一氏と、株式会社日本中性子光学の広田克也氏が、高周波技術について講演しました。
 
このシンポジウムには、産業界、一般の科学ファン等およそ200名が参加しました。次回のシンポジウムは、来年3月に「医療で使用される加速器」をテーマに開催予定です。
 
 
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