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last update:08/05/23  
J-PARC T2K実験の前置検出器用電磁石の据付作業
 
 
茨城県東海村に建設中の大強度陽子加速器施設(J-PARC)のニュートリノ実験施設では、欧州合同原子核研究機構(CERN)から寄贈された電磁石をT2Kニュートリノ振動実験の前置検出器用電磁石として使用します。高さ6m×幅5m×奥行き7m、総重量900tに及ぶ電磁石は、ヨーク、コイルなどの部位に分けられ、3月以降順次、常陸那珂港に到着、J-PARCに運搬され、現在は電磁石ヨークの組立て据付が行われています。
 
ヨークは、1台の大きさが高さ6m×幅2m、重さ53t、電磁石全体で16台が使用されます。作業では、地下23mの縦坑内(直径17.5m×深さ23m)の所定の位置へ、ヨークをクレーンで1台ずつ吊り降ろし、据付けます。6月末までには、コイルも含めた電磁石全ての設置作業が完了する予定です。
 
5月22日には、このヨークの組立て据付作業の現場を報道関係者に公開しました。
 
T2Kニュートリノ振動実験は、12カ国、約400名の研究者が参加する国際共同実験で、2009年4月ニュートリノビームライン稼動、実験開始を予定しています。
 
 
関連サイト: J-PARCのwebページ
 http://j-parc.jp/
 
 
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電磁石ヨーク据付クレーン作業風景。 地下23mの縦坑内に4台目のヨークが設置された。
 
 

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