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last update:09/10/28  
PF-ARでの研究成果を紹介する記事が Physical Review Focusに掲載
 
 
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放射光科学研究施設の光源加速器PF-AR(左)
 
KEK加速器研究施設の谷本育律研究機関講師、本田融准教授、坂中章悟准教授の研究チームによる最新の研究成果が10月26日付けで Physical Review Focus に紹介されました。Physical Review Focus は全 Physical Review 誌に新規に投稿された論文の中から、教育的価値や一般的興味の高い論文を抜粋して紹介するオンライン誌です。
 
その研究はKEKの放射光科学研究施設の光源加速器PF-AR(Photon Factory Advanced Ring)で行われました。電子ビームを貯蔵するリング型加速器では、運転中に突然ビーム寿命が低下し、短時間の内にビーム電流が減少してしまう現象が発生することがあります。実際にPF-ARでは、この問題が安定な放射光実験を妨げる最大の要因となっています。寿命急落現象は正電荷を帯びた微粒子が電子ビームに捕獲される「ダストトラッピング」によって起こるとされていますが、その詳細については不明な点が多く残されていました。研究チームは、その現象を詳しく調べる実験中に、電子ビームにトラップされたダストのビデオカメラによる撮影に世界で初めて成功しました。この実験によってダストの存在を決定付けたことが注目に値しました。
 
 
関連サイト: 放射光科学研究施設(フォトンファクトリー)のwebページ
本研究成果の紹介記事(英語)
Physical Review Focusのwebページ(英語)
 
 

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