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last update:09/07/24  
ERLサイエンスワークショップ開催
 
 
7月9日(木)〜11日(土)にわたり、大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(KEK)国際交流センターにて、ERLサイエンスワークショップが開催されました。
 
KEKでは次期放射光源として、蓄積リング型放射光源を超える輝度、コヒーレンス、短パルス性などの性能を備えた“エネルギー回収型ライナック(Energy Recovery Linac: ERL)”をベースにした、5GeV-ERLの実現を目指しています。ワークショップに先立ち、KEK物質構造科学研究所下村理所長による挨拶、および河田洋ERL計画推進室長によるERL計画における本ワークショップの位置づけが述べられました。
 
本ワークショップでは、ERLのサイエンスの中心的分野として下記の4つの分野がとりあげられました。
 
・不均一系の科学(触媒、デバイス、薄膜・界面、生物等の局所・原子/電子・構造)
・時空間スケールの階層構造(高分子、相転移、細胞等の空間および時間空間における揺らぎを含めた階層構造)
・時間分解測定法による物質研究
・極限を実現する装置・光学系の検討
 
各分野を総覧しERLサイエンスを展望すると同時に、今後の利用研究分野における開発項目の整理を行うワークショップと なりました。
 
 
関連サイト: ERL計画推進室のwebページ
http://pfwww.kek.jp/ERLoffice/
 
 
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