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大谷栄治教授、紫綬褒章を受章

2011年2月18日

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画像提供:東北大学グローバルCOE地球惑星科学事務室

2月16日、昨年秋の紫綬褒章を受章されました東北大学大学院理学研究科の大谷栄治(おおたに・えいじ)教授の受章記念祝賀会が仙台市内にて行われました。

紫綬褒章は、学術・芸術・技術開発などの功労者に授与されますが、教授は東北大学を拠点とする文部科学省の21世紀COE及びグローバルCOEプログラムを推進するなど、地球科学の分野における多大な功績が認められたものです。 大谷教授はこれまでKEKフォトンファクトリー(PF)やSPring-8において放射光を用いた地球内部物質に関する研究や高圧発生技術の開発に取り組んでこられました。特にPFでは焼結ダイヤモンドを加圧装置に組み込むことで、それまで不可能だった超高圧力の発生に成功し、高温高圧下での地球内部物質研究の発展に寄与しました。また最近では新しい高圧実験システムを導入し、放射光を用いた地球内部物質の相転移境界の精密決定や相転移カイネティクスの解明を通じて地球内部構造や地震発生メカニズムの研究にも大きな成果を挙げています。


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画像提供:東北大学グローバルCOE地球惑星科学事務室


PFニュース2月号(Vol.28 No.4,2011)より