KEK

講義概要

 最も小さな元素の大きな役割-水素の科学-  13:35~14:35


大友 季哉教授(高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所)


最近、次世代のエネルギーを担うものとして水素が注目されていますが、水素は陽子1個、電子1個からなる最も単純な元素、宇宙で最初に生まれた 元素であり、太陽エネルギーの源、生命の源となっている元素です。いろいろなところで大きな役割を果たしている水素、そして水素を通じてこれ から拓かれていくと期待される科学を紹介します。


 奇妙なクォークのふしぎな話-原子核と素粒子の世界-   15:00~16:00


小松原 健教授(高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所)


大強度の陽子加速器では、自然界に無い粒子をたくさん生成することができます。そのなかの「K中間子」と呼ばれる粒子を用いて、宇宙の根源や物質の起源に迫る研究がすすめられています。この講義では、K中間子に含まれる“ストレンジ”クォークが原子核や素粒子の世界で示す“奇妙な”振る舞いとそれを解き明かす実験について、わかりやすく説明します。


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