日時: |
2008-04-14 10:00 - 11:30 |
場所: |
1号館談話室 |
会議名: |
レーザーによる多種イオンの発生について |
連絡先: |
高山 健 |
講演者: |
岡村 昌宏 (Brookhaven National Laboratory ) |
講演言語: |
日本語 |
アブストラクト: |
レーザーによる多種イオン発生について
レーザー照射によるプラズマ発生をイオン源として利用することが提案されてすでに40年近く経ちます。この方法によれば、非常に高い電流量のビームを高電荷数にして発生させる事が比較的簡単に達成できます。しかしながらレーザイオン源(LIS)は、加速器の研究領域では広く受け入れられているとは言えません。この原因として、レーザー発生プラズマの扱い難さ、つまりビームとしてとり出す際のパルス構造の制御が大変難しい事等があります。しかし、多くのグループの研究の結果、最近では高品質の多種イオンがレーザイオン源から発生できるようになってきました。また、レーザーイオン源は構造が単純であることから、大型加速器施設用としてはもちろん、小規模施設で運用する場合にも適していると言えます。セミナーではレーザーイオン源の簡単な歴史からLHC用イオン源としての開発について、さらにはRHICへのレーザーイオン源の活用について述べる予定です。また、私達グループの最近の研究成果である、プラズマ直接入射による大電流加速について紹介させていただきます。他の機関でのアクティビティについても触れる予定です。
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