日時: |
2008-09-11 13:30 - 15:00 |
場所: |
2号館1階会議室(大) |
会議名: |
イオンサイクロトロン共鳴法による安定同位体の分離 |
連絡先: |
大見 和史 |
講演者: |
稲垣 隆雄 (素核研) |
講演言語: |
日本語 |
アブストラクト: |
安定同位体の個別的分離(濃縮)法の一つとして、イオンサイクロトロン共鳴(ICR)法がある。 ICR法は同位体の質量に比例するイオンサイクロトロン振動を選択的に励起するという原理に基づくので、核種依存性がなく、全ての核種・同位体の分離に適用できる方法である。又、同様に核種依存性のない質量分析器(カルトロン)を使うものと比べて、プラズマ状態での共鳴励起(加熱)を利用するので、収量の飛躍的な増加が期待される。 ICR法は、大型超伝導ソレノイド、イオン源、各種高周波技術というKEKに蓄積されてきた知識や技術、インフラを利用できるという側面も持つ。
セミナーでは、安定同位体利用の現状と将来、様々な分離法の比較、ICR法の原理、グループ結成以来この1年の成果、計画の進め方などを報告し、議論する。 |
|