国際会議・ワークショップ

日時: 2008-09-01 14:00 - 18:00
場所: 4号館3階会議室345
会議名: 飛翔体による宇宙線反粒子観測に関するミニワークショップ
連絡先: 吉村浩司
アブストラクト: PAMELA実験は今年になって宇宙線反陽子、陽電子等の観測結果を発表しました。また、BESS-Polar 実験は今冬南極において太陽活動極小期のピークで24.5日の長時間観測に成功しました。これらの新しい観測により、反陽子、陽電子等の測定精度は飛躍的に向上することが期待されています。さらに、今後、最近打ち上げられたGLASTに始まり、AMS,CALET, GAPS等により、飛翔体による究極の観測結果が続々と出てくることが期待され、ここ10年で宇宙線反粒子の起源の解明は飛躍的に進むと予想されます。 一方、観測精度の向上にともない、宇宙線の生成、伝播、太陽活動による変調、大気中での宇宙線の反応について、詳しく理解することがこれまでになく重要になってきています。これらのモデル計算の分野においても、最近様々な進展が報告されています。 PAMELA実験の中心的人物であるMarco Casolino 氏、AMSで活躍されている灰野禎一氏がたまたま同時に日本に来られている機会をとらえて、関係者にお集まりいただき、飛翔体(気球、衛星、国際ワークステーション)による宇宙線反粒子観測の現在とその将来展望について情報交換をかねて、議論をしたいと思います。

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