アブストラクト: |
このミニワークショップの動機と目標
2007年にLHCが完成し、14TeVの陽子陽子衝突実験が開始されます。ヒッグス
粒子のみならず、超対称性粒子などの標準理論を超える新現象の発見などが
大いに期待されています。 発見のみならず、精密測定を通して、これらの新
しい素粒子現象を深く理解ことが大切であり、この為には、バックグラウンド
の正確な理解が必要不可欠となります。これは、14TeVの人類未踏の加速器
実験の成果を最大限に引き出す上でも重要な役割を果たすものです。この目的
に向かって、この2,3年、event generatorやQCDの計算手法は急速に
発展しています。
しかしながら、event generatorとデータ解析に必要となる現実的な応用の
間には、まだ広いギャップが存在し、解決しなくてはならない課題が数多く存
在します。この問題を解決するために、いろいろなevent generatorの開発
者と、それらをLHC物理ためのデータ解析に実際に応用する研究者が集い、
理論的計算から実際の応用への橋渡しまでを議論する、ミニワークショップを
開催いたします。
とくに初回である今回のミニワークショップでは、主要なevent generatorの
トップリーダーらの発表を用意しました。また、このワークショップを有益か
つ生産的にするため、多くのdiscussionの時間を確保し、重要テーマを絞って
議論を進める予定です。プログラム案を含む詳しい案内は、このURLに掲載
されています。
参加希望を希望される方は、以下の登録書を記入して、3月12日(金)まで
に phsimLHC@kek.jp までお送りください。
ミニワークシップ世話人 岡田・植松・近藤・栗原・浅井
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