国際会議・ワークショップ

日時: 2007-12-12 - 2007-12-14
場所: KEK4号館1階セミナーホール
会議名: 2007年度KEK理論研究会「素粒子物理の新時代に向けて」(KEKPH0712)
連絡先: 岡村直利(Naotoshi Okamura)
URL: http://research.kek.jp/group/riron/workshop/KEKPH0712
アブストラクト: 例年、年度末の3月に開催されている素粒子現象論の研究会を、今年度は東大 宇宙線研究所で12月10日、11日に開催される研究会「初期宇宙と素粒子標準模 型を超える物理」に合わせて上記の日程で開催いたします。 トピックスは例年同様大統一理論や超対称性理論などの素粒子模型からフレー バーの物理、摂動論的QCD、格子ゲージ理論に至るまでの素粒子論現象論全般 を幅広く取り扱いたいと思います。また、理論研究者による招待講演だけでは なく、実験研究者による招待講演も交え、実験・観測の最新情報に触れる機会 にしたいと考えています。 来年度から始まるLHCの稼働を踏まえて、コライダー物理についての研究は益々 その重要性を増し、現在、精力的な研究がなされています。LHCでの物理だけ ではなく、将来のリニアコライダー(ILC)実験を見据えたエネルギーフロンティ ア実験の役割についての評価も重要です。また、現在、Bファクトリーやニュー トリノ実験により、クォーク・レプトン双方のフレーバー構造が明らかになり つつあり、今後の精密測定が大いに期待されます。更に近年における宇宙観測 の飛躍的な精密化は、新しい物理を切り開くための有力な鍵を与えてくれると 考えられます。 このように今年は素粒子物理学にとって特に重要な転換期ですので、実験・観 測に携わる方々の講演を直接聴き、素粒子論研究の新しい流れを展望する場も 設けたいと思います。また、理論研究者による招待講演も設けております。本 研究会に多くの研究者、学生の方々が参加し、活発な議論がなされることを望 みます。 なお、文頭でも紹介致しましたが、本年度は12月10日、11日と東大・宇宙線研 究所で開催される研究会に続く日程で開催致します。つくばエクスプレスが開 業し、宇宙線研からKEKへのアクセスは非常に楽になりました。参加申し込み は各研究会毎に行って頂く必要がありますが、より多くの方々が両研究会に参 加し、幅広く議論が行われることを望みます。継続的に研究会が開催されます ので今回は宇宙論関係の招待講演はプログラムに組み込みませんが、参加者に よる研究発表は歓迎致します。 招待講演者(あいうえお順・敬称略)は以下の通りです。 理論 T.Plehn (Edinburgh) C.-P.Yuan (Michigan State Univ.) 大野木 哲也 (京大 基研) 兼村 晋哉 (富山大学) 川村 浩之 (理研) 小林 達夫 (京都大学) 棚橋 誠治 (名古屋大学) 戸部 和弘 (東北大学) 実験 KamLAND Belle Tevatron LHC なお、招待講演者のうち、Tilman Plhen 氏と C.-P. Yuan 氏は東京大学数物 連携宇宙研究機構(IPMU)のLHCに関する研究推進活動の一貫として招聘されま した。両氏の講演はIPMUの後援によって行われるものです。 また、参加者の中から20分から30分程度のトークを募集いたします。時間配分 等は世話人にお任せください。なおトークはすべて英語でおこなわれます。 英語での発表が苦手な方も、講演内容を英文のファイルまたはトランスペアレ ンシーとして準備したうえで、チャレンジしてください。 質疑応答については、座長や世話人が補助いたします。 参加を希望される方は、以下の申込書に英語で必要事項を御記入の上、 Subject 欄に必ず KEKPH0712 と書いて 岡村直利 (naotoshi@post.kek.jp) まで電子メールでお申し込みください。また理論部秘書 古舘道子 (michiko@post.kek.jp) Phone: (029)864-5393 にもカーボンコピー(Cc:)でお送り下さい。締切は11月15日(木)です。 (注):スパム対策の為に@(半角)は@(全角)と変えてあります。 世話人: Barbara Jaeger Naveen Gaur 伊藤 英男 岡田 宣親 岡田 安弘 岡村 直利 金児 隆志 菊池 樹 栗原 良将 後藤 亨 清水 康弘  新谷 栄悟 筒井 直人 野秋 淳一  野尻 美保子 野村 大輔 萩原 薫 橋本 省二  山田 憲和

[index]