日時: |
2009-09-10 10:00 - 11:30 |
場所: |
超電導低温工学センター打合せ室109 |
会議名: |
超伝導軸受けを用いた宇宙背景輻射の偏光変調機 |
連絡先: |
超伝導低温工学センター 土屋 清澄 (Kiyosumi TSUCHIYA) |
講演者: |
Tomotake Matsumura (California Institute of Technology) |
講演言語: |
日本語 |
アブストラクト: |
宇宙背景輻射の偏光の観測は、宇宙の初期状態の物理を理解する方法であり、現在その実験のための技術開発が進んでいる。インフレーションに起因する偏光シグナルは非常に微弱なために、観測の感度を上げることと系統誤差を下げることが必要条件になっている。偏光観測で変調かける方法として、1/2波長板を光学系内で連続回転させる方法がある。可視光や赤外の天文学ではよく使われる方法であるが、ミリ波では連続回転を4Kで行う必要があるため、潤滑油がない極低温では機械的な連続回転は熱源や震動源となってしまう。本発表では、1/2波長板をリング型のNdFeBとYBCOで構成された超伝導軸受けを4K下で連続回転させる変調板を開発したシステム及び実験結果について議論する。 |
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