日時: |
2010-05-19 13:30 - 14:30 |
場所: |
3号館425室 |
会議名: |
放射光核共鳴散乱法による物質科学研究 |
連絡先: |
三部(mibe at post.kek.jp) |
講演者: |
瀬戸 誠 (京都大学原子炉実験所) |
講演言語: |
日本語 |
アブストラクト: |
放射光核共鳴散乱法は、原子核と電子系との超微細相互作用を利用することで、現代の精密物質科学で要求される元素およびサイトを特定した磁性・電子構造についての測定が可能である。また、これに加えて、他の測定方法では困難である元素およびサイトを特定したフォノン状態密度の測定も可能であることより、金属・半導体中の微量不純物の局所振動も測定できる。近年の研究開発の結果、これまでには困難であった高エネルギー・短寿命の励起状態を有する核種の測定が可能となってきた。そのため、多くの元素において測定が可能となっており、元素選択性を存分に生かした研究の可能性が大きく開かれてきた。本講演では、物質科学研究のための放射光核共鳴散乱法の概念およびこの測定で必要とされる検出器・計測系について議論する。
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