日時: |
2013-10-08 14:30 - 15:00 |
場所: |
4号館1階セミナーホール/東海1号館324室 |
会議名: |
物構研コロキウム 中性子反射率法による基板表面におけるリン脂質ナノディスク吸着のその場観察 |
連絡先: |
伊藤 晋一 5616 |
講演者: |
山田 悟史 (KEK 物質構造科学研究所 中性子科学研究系) |
アブストラクト: |
生体膜の主たる構成要素であるリン脂質はセッケンと同様に親水部と疎水部を有している両親媒性分子で、水中で自発的に「脂質二重膜」と呼ばれる膜を形成し、さらには「ベシクル」と呼ばれる小胞を形成する。このベシクルは実際の細胞のモデルとして盛んに研究が行われており、講演者はこのような構造が自発的に形成される物理的なメカニズムについて、中性子やX線を用いたnmスケールにおける構造観察による研究を行ってきた。最近は通常のリン脂質に鎖長の短いリン脂質を添加することによって形成される「リン脂質ナノディスク」について、基板表面へ吸着する様子を中性子反射率法を用いてin-situ測定を行っている。本講演では、その実験結果とメカニズムに関する詳細について発表を行う予定である。 |
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