物構研談話会

日時: 2012-03-01 16:00 - 18:00
場所: 4号館2階輪講室1 東海1号館324室
会議名: 物構研談話会
連絡先: 中尾裕則4868
講演者: 清水 伸隆  (KEK-PF)
講演言語: 日本語
アブストラクト: 題名:高輝度ビームを利用したタンパク質結晶解析の戦略要旨:タンパク質のX線結晶構造解析では、膜タンパク質やタンパク質複合体を はじめとして、結晶化の標的となる試料がますます高難度化している。その結果、 かろうじて得られた結晶も結晶性が一様で無い、またはサイズが小さい(数ミク ロン〜10数ミクロン)など、測定に大きな困難が伴う場合も多い。このような 状況から、実際に回折実験を行う放射光ビームラインへの要求性能も高度化し、 特に結晶性や結晶サイズの問題をクリアするために高輝度微小ビームが必要となっ ている。一方、高度微小ビームを利用する場合、結晶試料の放射線損傷が大きな 問題となる。本発表では、演者がSPring-8の主にBL41XUで行った、BLの光学系・ 回折計の高度化から、放射線損傷評価、損傷とBL性能に基づくデータ収集戦略の 提言などに関して紹介する。

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