アブストラクト: |
素粒子物理学理論計算、実験シミュレーション計算において、演算アクセラレータボードにより計算を高速化する事例がこの2, 3年増えてきています。アクセラレータボードとしては、手軽さによりGPUを用いるものが多く、研究室規模での導入にとどまらず、情報センター規模で導入されている例もでてきました。それに伴いGPGPU講習会や、研究会が多く開催されています。
今回のスクールでは、これまであまり広く用られていなかった、 AMD社のRVボードとGRAPE-DRボードに焦点をあて、実用的なレベルまで利用法を身に付けることを目標としています。参加者は、複数のアクセラレータボードを経験することで、その共通点と相違点を理解することができます。スクールでは、基礎的な解説のあと、 2日程度の実習を通して研究者が各自のアプリケーションをアクセラレータボードに移植するまでを目指しています。 |