機構コロキウム

日時: 2007-06-05 13:30 - 15:00
場所: 3号館セミナーホール
会議名: string theoryの起源について
連絡先: 総務課
講演者: 南部 陽一郎  (シカゴ大学エンリコフィルミ研究所 名誉教授)
講演言語: 日本語
アブストラクト: 南部先生は、標準模型構築において本質的な役割を演じた対称性の自発的破れや強い相互作用のカラー自由度の導入などの業績で広く知られていますが、重力を含めた素粒子の相互作用の統一理論の候補である弦理論の創始者のお一人です。強い相互作用の現象論的性質を反映したベネチアーノ振幅が、ひもの散乱振幅として理解できることを指摘されました。弦理論は、現在も強結合領域のゲージ理論の理解において大きな役割を演じていますが、創成期の弦理論に関して、先生でなければ語れない貴重なご講演をしていただきます。

[index]