機構コロキウム

日時: 2008-11-06 13:30 - 15:00
場所: 3号館1階 セミナーホール
会議名: 第41回機構コロキウム「放置竹林がもたらす環境破壊」
連絡先: 総務課専門職員(史料担当)内線5100
講演者: 重岡 廣男  (静岡大学教育学部技術部総括技術専門員)
講演言語: 日本語
アブストラクト: 竹は古くから日本人の日常生活で利活用されてきたことから、その生産場所である竹林は常に管理されてきました。ところが、今日の就農者の高齢化と減少により、手入れのされない放置竹林が拡大しています。放置竹林となった里山は水源のかん養機能が低く、大雨の際には里山周辺の住宅地へ雨水が流入することや、タケが浅根性のために斜面の土壌に亀裂が入れば崩壊を招く恐れがあります。この他、放置竹林内は弱光のため、植相が貧弱となり生物多様の面で問題があります。こうした放置竹林は日本農業の衰退が招いた負の環境問題ですが、その実態は意外と知られていません。そこで、放置竹林の実態とその対策に関する活動事例などを紹介いたします。

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