日時: |
2006-11-21 13:30 - 15:00 |
場所: |
3号館セミナーホール |
会議名: |
南極と地球環境 |
連絡先: |
総務課 029-864-5100 |
講演者: |
中島 英彰 (国立環境研究所・大気圏環境研究領域・主席研究員 ) |
講演言語: |
日本語 |
アブストラクト: |
今年2006年は、観測船「宗谷」が南極プリンスハラルド海岸に到達し、東オングル島に「昭和基地」を開設してから丁度50周年にあたります。
南極では、「オゾンホール」の日本隊による発見や南極氷床上に火星や月からのものを含む大量の隕石が見つかり、またドーム「ふじ」基地では100万年前の地球環境を閉じ込めたアイスコアが掘り出されるなど、様々な科学的活動が行われている現状を話します。さらに、南極は探検の場というよりは、地球環境をモニターする前線基地としての役割を強めてきており、講演者も、1990年に南極越冬観測に参加して以来、17年ぶりに今年11月末から第48次南極地域観測隊で、国際極年(International Polar Year 2007-2008)の一環を担い昭和基地で行うオゾン層の越冬観測に参加します。それらに関連する南極観測の将来の展望について概観します。また、オーロラやその他の南極の自然現象についても、写真を取り混ぜながら説明します。
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