アブストラクト: |
物質構造科学研究所放射光研究施設のAdvanced Ring (PF-AR)は、世界に類を見ない通年大強度単バンチモード運転を行っており、放射光パルスの時間構造を利用した時間分解実験を集中的に遂行するうえで世界的に見て極めて有利な立場にあります。本研究会はPF-ARの放射光パルスと可視光、磁場、温度などの外場変化を組み合わせることにより、さまざまな実験系において非平衡状態の物質構造と電子状態のダイナミクス研究を展開することを意図して計画しました。また放射光パルスと相補的な利用が想定されるレーザープラズマX線の利用、放射光パルスの短パルス化、光デバイスの応用分野開拓、励起用パルスレーザー光源の新規開発などの話題についても第一線の研究者の方に講演していただきます。
|