PF研究会

日時: 2007-07-09 - 2007-07-10
場所: 4号館1階セミナーホール
会議名: ERL研究会「コンパクトERLが拓く世界」
講演言語: 日本語
URL: http://pfwww.kek.jp/pf-seminar/ERL/ERL_07July.html
アブストラクト: PFでは将来光源の方向性をERL(エネルギー回収型リニアック)に方向性を定めて昨年度ERL計画推進室を機構内に設置しました。この推進室を中心として、KEKの加速器研究施設、原子力研究開発機構、東京大学物性研究所、UVSOR、SPring-8 等の加速器研究者との協力の基、光源加速器としてのERLの実現性、開発項目の検討と試作を進め、先ず60〜200MeV程度の小型ERL(コンパクトERL)を建設し、技術開発を行う計画を立案しています。このコンパクトERLではERL特有の特色である高輝度性、短パルス性、そして高繰り返し性という常電導加速器では得られない特徴を有しています。従って、この特徴を有効に生かすことによって、例えば、大強度レーザーコンプトン散乱によるサブピコ秒のX線源、および微小光源からのX線イメージング技術を用いた応用研究、そして短パルス電子ビームから発生するテラヘルツ領域の桁違いの大強度を持ったコヒーレント放射光と言う特徴ある光源を用いた利用研究が期待されますそしてこのような利用研究とERLの技術開発を車輪の両輪とする体制でプロジェクトを進めることは非常に重要です。  上記のような立場から、コンパクトERLの技術的な可能性とそれが拓く利用研究を浮き彫りとする研究会を以下のように開催いたしたいと思っておりますので、皆様ご参加下さい。

[index]