アブストラクト: |
本研究会では、2.5GeVPFリングで展開されているシングルバンチ運転を利用したこれ までの研究成果をまとめ、今後の発展の方向性について議論する。1980年代後半のシ ングルバンチ運転開始以降光源系スタッフによる不断の努力によりシングルバンチ運 転性能向上が図られてきている。さらに最近、トップアップ運転が可能となったこと により、世界でも有数のシングルバンチ運転性能が達成されている。これまで行われ てきた原子分子科学、表面科学および検出器開発に関する研究成果の共有を行うと共 に今後の方向性について議論する。さらに、中長直線部のVSX専用化をベースとして 、磁化ダイナミクスあるいは表面化学反応の時間分解観察のシングルバンチ利用計画 について議論する。
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