アブストラクト: |
従来、KEKにおいてマルチアンビル型装置は白色X線と組み合わせて一段押し方式で粉末X線回折を行うことが多かったが、近年、二段押し方式(川井式)の採用及び検出器の進展に伴い様々な測定、例えば、単色X線、IP、6−8システムを組み合わせた応力測定、相転移のカイネティクス測定、イメージング等が可能となってきている。
更に、主に一段押し方式で使われてきたマルチアンビル型装置MAX80もアンビル交換の効率化を目指し二段押し方式の6−6システムへの移行が予定されている。 そこで、これを機会に研究会を行い、マルチアンビル型装置を用いた放射光研究の最近の進展について、情報交換・検討を行う。また6−6システムに関する講習会を行う。
更に、新規ユーザーも増加していることから、MAX80立ち上げ当時より中心的な役割を担ってきた先生方よりKEKにおけるマルチアンビル型装置を用いた放射光研究の進展についてレビューをしていただく。
|