日時: |
2006-10-16 16:00 - 17:00 |
場所: |
PF研究棟2階会議室 |
会議名: |
放射光セミナー「MOSTABによる放射光X線ビームの安定化」 |
講演者: |
工藤統吾氏 (財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI)ビームライン技術部門) |
講演言語: |
日本語 |
URL: |
http://pfwww.kek.jp/pf-seminar/ |
アブストラクト: |
近年のマイクロビーム技術やコヒーレント光利用技術などの進歩により、放射光X線
ビームの安定化は重要性を増している。SPring-8では、アンジュレータービームライ
ンを中心に、ビーム強度や位置を安定化するMonochromator stabilization
(MOSTAB)が行われている。MOSTABは分光器の二結晶平行度を閉ループフィードバッ
クで制御して、分光器下流でのX線ビームの安定化を行うシステムである。この制御
は分光結晶に取り付けた平行度調整用のピエゾ素子にフィードバック電圧をかけるこ
とで実現される。最近、AR NW14AをはじめとするPFのいくつかの放射光ビームライン
でもMOSTABが導入され、成果を上げている。本セミナーでは、MOSTABの基本原理を解
説するとともに、SPring-8で開発したDSPによるMOSTAB用回路モジュールやビーム位
置モニターなどのコンポーネントを紹介し、MOSTABによるビームの安定化について理
解を深めるための講演を行う。 |