放射光セミナー

日時: 2007-06-15 15:00 - 17:00
場所: 4号館2階輪講室1
会議名: 放射光セミナー「グラフェンの異常量子ホール効果」
講演者: 初貝安弘  (筑波大学数理物質化学研究科物理学系)
講演言語: 日本語
URL: http://pfwww.kek.jp/pf-seminar/
アブストラクト: 対応してグラフェンでの量子ホール効果も通常のものとは異なるDiracフェルミオンのランダウ準位による異常なものとなる。この異常量子ホー ル効果は実際にグラフェンにおいて観測され[1]、グラフェンが鉛筆の芯の中から取り出せることから"QED in a pencil"、「凝縮系物理における相対論的粒子の実現」として理解されている。 セミナーではこの系に関する我々の研究をグラフェンにおけるDirac電子の存在の理由およびその安定性と異常量子ホール効果に焦点をあててご説明したい[2]。 [1] Novoselov et al, Nature 438, 197-200(2005) [2] Y. Hatsugai, T. Fukui, H. Aoki, Phys. Rev. B 74, 205414 (2006), also some recent development: cond-mat/0701431

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