物理セミナー

日時: 2012-09-04 16:00 - 17:00
場所: 4号館 3階 輪講室1 (345室)
会議名: 物理セミナー / Search for Standard Model Higgs Boson associated with W Boson using DLM and Discriminant Analysis at CDF Experiment
連絡先: 丸山和純
講演言語: 日本語
アブストラクト: CDF実験において、ヒッグス粒子探索は、さまざまなチャンネルを用いて行われた。
さらにヒッグス粒子検出の感度を上げるため、シグナルとバックグラウンドを識別する
種々の解析手法が導入されてきた。
この解析においては、CDFで得られた全データを用いて解析を行った。
ヒッグス随伴生成過程を用い、データからシグナルの情報を抽出するために、Dynamical Likelihood Method(DLM)を用いてシグナル・バックグラウンドの
分離を試みている。DLMはMatrix Element Method(MEM)の1種であるが、終状態の量子状態に基づいた
事後確率を用いる点がMEMと異なり、生成・崩壊過程が既知である場合、DLMは概念的にも、実践的にも
単純であると考えられる。
また、CDFにおけるヒッグス探索の結果についても概観する。

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