日時: |
2014-02-24 10:30 - 12:00 |
場所: |
つくばキャンパス 4号館 輪講室1 (345室) |
会議名: |
物理セミナー (POLARBEARのCMB偏光観測に関する最新成果) |
講演言語: |
英語 |
アブストラクト: |
KEK CMBグループが推進する国際協力プロジェクトPOLARBEARでは、
2013年12月に初期観測の結果を発表した。
POLARBEARはチリ・アタカマ高地に設置されたCMB観測のための専用望遠鏡で
1000個を超える超伝導検出器アレイを搭載している。
2012年5月から本格観測を始め、世界最高レベルの観測感度を達成し、
今回世界ではじめて重力レンズの効果をCMB偏光データのみを用いてとらえることに成功した。
これは将来のニュートリノ質量和の精密測定につながるマイルストーン達成であり、
プロジェクトの主目標である原始重力波の発見とインフレーション理論の検証への
重要なステップである。
本講演では、KEK CMBグループのこれまでの活動と将来計画についても紹介しつつ、
POLARBEARの最新成果について解説する。
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