日時: |
2004-06-14 13:30 - |
場所: |
研究本館3階 321号室 |
会議名: |
有限温度のカラー超伝導相転移 |
連絡先: |
丹後 敦子 |
講演者: |
松浦 妙子氏 (東京大学理学系研究科) |
講演言語: |
日本語 |
アブストラクト: |
クォークの高密度領域で実現するカラー超伝導相から 通常相(QGP)相への有限温度の相転移に対し、 (i)ストレンジクォークの質量の効果とカラー・電気中性条件 (ii)グルーオン場とクォークのクーパー対の場の熱揺らぎ の効果が及ぼす影響について議論する。 (i)の影響により、相転移は3度の2次相転移に階層化し、 中間相に新しい凝縮(dSC凝縮)が生じることが分かった。 (ii)においては、主にグルーオン場の熱揺らぎの影響により、 一次相転移が誘起され、相転移温度は平均場から下がることを示した。 また、その転移の強さは低密度側にいくほど強くなる傾向が見られた。
|
|