日時: |
2006-07-07 16:00 - 17:00 |
場所: |
研究本館3階321室 |
会議名: |
Effects of the chiral fluctuations on the quasi-quark spectrum |
連絡先: |
津田 |
講演者: |
根本 幸雄 (名古屋大学) |
講演言語: |
日本語 |
アブストラクト: |
近年のRHICにおける完全流体のようにふるまう物質、格子QCDにおけるチャーモニウムの高温相での生存など、低温部のQGPの非自明な性質が次々と報告されている。本研究では、カイラル相転移付近のカイラル回復相における一粒子クォークスペクトルに注目する。特に、カイラル極限で実現されるとされる二次相転移に伴うカイラル凝縮揺らぎは、通常金属の超伝導転移のクーパー対揺らぎよりもはるかに大きいことが以前より指摘されているので、ここではカイラル凝縮揺らぎがクォークスペクトルに与える影響について、相転移を記述できる有効模型を使って調べる。 |
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