日時: |
2008-01-11 10:30 - 16:00 |
場所: |
研究本館 3階 321号室 |
会議名: |
高エネルギー重イオン衝突における初めの数フェルミ |
連絡先: |
津田 |
講演者: |
奈良寧氏 (国際教養大学) |
講演言語: |
日本語 |
アブストラクト: |
集中セミナー
(第1回10:30-11:30/第2回13:30-14:30/第3回15:00-16:00)
RHICにおいて作られた高温高密度QCD物質の非平衡ダイナミックス を理解することは、もっとも重要な課題の一つである。この セミナーでは、高エネルギー重イオン衝突、特にRHICにおける 最初の数フェルミの間に起こっている現象の理解が現在どこまで 進んでいるかについて議論する。非平衡ダイナミクスを理解する 上で、カラーグラス凝縮、プラズマ不安定性、粘性がキーワード である。 特に、以下の疑問について議論する。 1) 高エネルギー極限において出現すると考えられている、 カラーグラス凝縮を考慮にいれた初期条件を用いた場合に 流体模型の予言がどのように変わるか? 2) 粘性の効果が熱平衡に達するまでの時間にどう影響するか? 3) 反応の初期段階でグルーオン場が指数関数的に増大する プラズマ不安定性の非平衡ダイナミックス対する効果は? |
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