理論セミナー

日時: 2008-11-05 15:00 - 16:00
場所: 研究本館 321号室
会議名: RHIC実験におけるジェット分布の変化
連絡先: 津田
講演者: 江角晋一  (筑波大学)
講演言語: 日本語
アブストラクト: 米国ブルックヘブン国立研究所(BNL)のRHIC加速器を用いて 高エネルギー原子核衝突実験においてクォーク・グルーオン・ プラズマ(QGP)の研究が行われている。これまでの重要な実験的 発見の中に大きな楕円型方位角異方性と、高エネルギージェット の消滅がある。さらに近年、観測されたジェットの進行方向とは 逆方向に、吸収されたジェット形状が大きく変化した成分が見つ かり、QGP中でのマッハコーンではないかと議論されている。 また、観測されたジェットと同方向に、ビーム軸方向に大きく 分布が拡がる現象も見つかっている。これらジェット分布の形状 変化を中心に最近のRHIC実験結果を紹介し、特にそのジェット 分布の変化と楕円型方位角異方性とのつながりについて議論する。

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