理論セミナー

日時: 2011-05-25 15:30 - 16:45
場所: 研究本館1階 会議室1
会議名: 初期宇宙での構造形成: はじめの3億年
連絡先: 川中 宣太、norita.kawanaka-AT-kek.jp
講演者: 吉田 直紀 氏  (IPMU-数物連携宇宙機構)
講演言語: 日本語
URL: http://research.kek.jp/group/www-theory/schedule.html
アブストラクト: 最近の大型望遠鏡を用いた観測により、赤方偏移8以上、つまりビッグバン後数億年の頃の銀河やガンマ線バーストが捉えられました。マイクロ波背景放射の偏光観測などから示唆される宇宙再電離の時期と合わせ、宇宙早期に星や銀河が数多く形成されたと判明しました。私たちの研究グループは、標準宇宙モデルに基づいた大規模数値シミュレーションを行い、初代星や初代ブラックホールの形成過程の研究を行ってきました。その成果を発表します。これからの銀河、ガンマ線バースト、中性水素の観測によりどのようなことが明らかになると期待されるのか展望を述べます。

[index]