日時: |
2012-02-13 15:00 - 16:00 |
場所: |
研究本館 3階 セミナー室322 |
会議名: |
Studying DVCS in gravitational dual |
連絡先: |
丹治 直人、tanji-AT-post.kek.jp |
講演者: |
西尾 亮一 氏 (数物連携宇宙研究機構) |
講演言語: |
日本語 |
URL: |
http://research.kek.jp/group/www-theory/schedule.html |
アブストラクト: |
仮想光子とハドロンの非前方散乱(DVCS)は、一般化されたパートン分布(GPD)を決定できるという点で興味深い。GPDは散乱振幅におけるゲージ理論の非摂動部分なので、通常の解析計算からは導出できない。なので私は、ゲージ/重力対応による、DVCSとGPDのモデルを提示した い。ゲージ理論側ではGPDとは、DVCSの散乱振幅を演算子展開(OPE)した際の、twist 2の演算子の寄与である。従って重力理論側からGPDを決定しようとする際に問題となるのは、重力理論側でのDVCSの散乱振幅に対して、OPEに相当す る展開を行い、twist 2の演算子の寄与を決定し抽出することである。これを詳しく整理することで、最新の研究ではskewedness依存性も取り扱えるようになった。この点 についても紹介する予定である。 |