KEK-URA










過去のURA活動情報
2000年度の活動情報をお知らせします



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AFAD2021が開催されました

2021.3.22


3月16日(火)― 18日(木)アジア加速器・測定器フォーラム「AFAD 2021」が 開催されました。

AFADは、加速器及び加速器関連技術、検出器の研究開発、またそれらの応用分野 におけるアジア・オセアニア地域内での連携と協力のさらなる発展を目指し、 2011年度に発足したフォーラムです。 昨年は、新型コロナウィルス感染症の世界規模パンデミックの影響のため開催が 延期されましたが、今年は日本やロシアをはじめとする8つの国と地域から、204 名が参加しました。

本フォーラムでは、プレナリーセッションで各国のプロジェクトの状況が報告さ れ、加速器や検出器に関連する7つの分野(光科学、検出器開発、産業・医療応 用、革新的加速器、ハドロン・中性子科学、ネットワーク・計算機、低温工学・ 超伝導)のワーキンググループによるパラレルセッションにおいて、それぞれの 分野の研究者による活発な議論が行われました。

各国が持ち回りでフォーラムを開催することで、主催する国・地域の状況が毎回 注目されるところがAFADの特徴ですが、未だ国際往来が不可能な状況のため、今 回のホスト国であるロシアが中心となり、初めてのオンライン形式による開催となりました。 次回のAFAD2022はオーストラリアが主催することで正式に発表され、ワークショップは成功裏に終了しました。

国際担当URAは、本フォーラムにおけるプログラム作成や参加者との連絡調整など、イベント準備・実施の支援を行いました。





北海道大学-KEK連携協力協定に基づく第11回連携協議会が開催されました

2021.03.09


北海道大学と高エネルギ-加速器研究機構が毎年交互に場所を替えて開催している連携協議会を3月8日に開催しました。本協議会も今回で11回目となり、北海道大学札幌キャンパスで開催される予定でしたが、新型コロナウイルスの感染予防対応として、テレビ会議システムでの開催となりました。

協議会の冒頭、北大の増田 隆夫 理事・副学長、KEKの岡田 安弘 理事から、挨拶並びに互いの現況報告がありました。続いて北大大学院工学研究院 加美山教授から「大学の加速器施設の課題とKEK加速器科学総合育成事業への期待」と題した話題提供がなされ、さらに大学院理学研究院 網塚教授から「北大コアファシリティ構想とKEKとの連携について」との話題提供があり、質疑応答がなされました。 

その後KEK側からの話題提供として、物質構造科学研究所 小杉所長から「量子ビームを活用した機関連携について」、物構研 量子ビーム連携研究センター 雨宮センター長から「量子ビーム連携研究センターの活動紹介」、初めて協議会に参加の素粒子原子核研究所 徳宿所長から「素核分野での連携」、同じく初めて参加の加速器研究施設 道園応用超伝導加速器センター長から「応用超伝導加速器センターの活動紹介」がありました。

以上6件の話題提供の後、お互いの連携について活発な質疑、意見交換、今後の連携活動に向けた方向性が語られました。今後、両機関の結びつきがさらに深まり、多角的な研究活動がより一層促進されることが期待されます。

オープンイノベーション推進部URAはこの連携協議会開催に際し事務局として参画しており、北海道大学との連携推進をはじめ、幅広い分野での加速器科学の発展を推進・支援しています。





「SATテクノロジー・ショーケース2021」を開催しました

2020.02.26


2月19日(金)、つくばサイエンス・アカデミー最大のイベントである「SATテクノロジー・ショーケース2021~異分野交流による知の触発inつくば」が、オンラインで開催され、延べ466名(主催者情報)の方々が参加されました。 当日は、つくばの研究機関や企業から86件のポスター発表と、「地球観測衛星とコロナウィルス感染症」をメインテーマとした特別講演・パネル討論がありました。

ポスター発表では、Web会議システム「Remo Conference」に設定されたバーチャルフロアに参加者が訪問し、発表者の説明や質疑応答などを交わすやり方で進められました。これは、1つのテーブルに8つの椅子で構成された “部屋” が多数設置された2Dマップ上に、訪問者がリアルタイムにアクセスして、それぞれの”部屋”(テーブル)で質疑応答、会話を行うことができるものです。また、サンプルの展示や動画での説明など創意工夫された発表方法で、異分野間で活発な交流と情報交換が行われました。

本イベントでは、OI推進部からKEK内にポスター出展推薦を募り、次の2種3件のポスターを出展いたしました。

1.一般ポスター
「電子線の照射によるアスファルト高性能化」:物構研 高木秀彰さん
「3次元積層半導体量子イメージセンサー」:素核研 新井康夫さん
(ポスター作成・発表は東京都立産業技術高等専門学校 山田美帆さん)

2.つくば発注目研究ポスター(所長・施設長が推薦したもの)」
「ミュオンビームで歴史を探る」:物構研 三宅康博さん

OI推進部はこのSATイベント開催に実行委員として参画しており、広く、茨城県やつくばの産業界・官公庁・研究機関と連携を進め、幅広い分野での加速器科学の発展を推進しています。


つくば発注目研究ポスター「ミュオンビームで歴史を探る」
三宅シニアフェローのインデクシング発表場面

Web会議システム「Remo Conference」に設定されたバーチャルフロア
:1つのテーブルに8つの椅子で構成された “部屋” が多数設置された2Dマップ



「第5回 3次元積層半導体量子イメージセンサ研究会」開催のお知らせ

2020.02.04



今後の科学・医療・産業分野における量子イメージセンサでは、シリコンイメージセンサの簡便さを担保しながら、シリコンでは実現できないより広帯域な光やXイメージセンシングが求められています。これらの解決手段としては、既存シリコンイメージセンサに縦方向に異種・複数材料の半導体材料を3次元集積する技術が有望です。

本研究会では、TIA「かけはし」事業に採択された“究極の広帯域量子イメージセンサ実現を目指して”の活動の一環として、最新の異種半導体積層技術等を持ち寄り今後の研究開発方向に関する議論を行います。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

詳細はこちらから










「茨城大学-KEK Day~ 最先端加速器による量子線科学のツアー」を開催しました

2021.01.22


若い世代の人材育成の取り組みの一つとして、茨城大学とKEKは1月20日、同大学学部学生、大学院生が最先端の施設を見学する「茨城大学-KEK Day(ケックデー) 最先端加速器による量子線科学のツアー」を昨年度に引き続き開催しました。 平成29年度から実施している本イベントの第4回目となりましたが、今回はCOVID 19の感染拡大を受け、従来のKEK施設の見学(リアル)からWebによるバーチャルツアーに、急遽、切り替えたものです。当日はKEKつくばキャンパスとJ-PARCの各施設をオンライン配信による施設見学会、説明会として開催され、約20名の方が参加されました。

まず午前10時から約2時間にわたってJ-PARC施設の概要紹介がありました。J-PARC概要説明/紹介動画からスタートし、続いて加速器施設のリニアック、物質・生命科学実験施設(MLF)では中性子実験およびミュオン実験の説明がおこなわれました。その後ニュートリノ実験施設、ハドロン実験施設の説明がおこなわれ、各コーナー共に説明担当者から丁寧な説明があり、参加者との質疑応答がありました。なお、この施設紹介にはJAEA(国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構)の皆さんの多大なご協力をいただきました。

午後はKEKつくばキャンパスから、約2時間にわたってSuperKEKB加速器を中心とした概要説明、筑波実験棟からBelle II測定器、放射光実験施設からフォトンファクトリーの紹介と説明がありました。 各実験担当者からそれぞれの研究について熱のこもった詳細な説明があり、活発な質疑応答が行われました。最後に、茨城大学の伊賀先生より「今回の企画は茨城大学理学部キャリア委員会の主催でおこなわれたこと、初のリモート開催であったが、大変楽しめたこと、KEKのご担当いただいた皆さんに多大の感謝を述べたい、次回も是非お願いしたい」との締めのご挨拶をいただきました。

なお、オープンイノベーション推進部では、本事業の事務局支援、広報支援及び情報発信を行いました。今後も、KEKと大学を結ぶ様々な活動の企画・推進や、大学及びその周辺 企業等における加速器科学の普及と活性化を図る活動を行います。

【背景】
茨城大学は、2016年4月、大学院理工学研究科に全国的にもユニークな「量子線科学専攻」を新設し、量子線をツールとして活用できる人材の育成と先端的イノベーションの創出を目指しています。 またKEKでは、加速器科学関連分野の人材育成などのため、大学等の機能強化に協力することと、中期計画で定めています。


Belle Ⅱ実験 バーチャルツアーの様子

放射光実験施設(フォトンファクトリー)紹介




広島大学・KEK-day~加速器のすゝめ 「加速器で科学する食・健康・生命・宇宙」 を開催しました

2021.01.04


「広島大学・KEK-day~加速器のすすめ」を主催:広島大学放射光科学研究センター 及び 高エネルギー加速器研究機構(KEK)、共催:大学加速器連携協議会により12月19日(土)にオンラインにて開催され、第一線で研究を担っている専門家の方々から最先端の情報が提供されました。

本イベントの趣旨は、加速器に関わる科学・技術全体の現状と将来像を多くの方々に広く知っていただくと共に、加速器分野における広島大学とKEKの連携の活性化を図ることを目的としオンライン講演会とオンライン施設見学会を企画したものです。Webによるオンライン開催ですので、当日は広島県内だけでなく全国各地方の高校生、高専生、一般の方など130名を越える参加者がありました。

講演会の冒頭に、楯真一広島大学副学長・理事と岡田安弘KEK研究担当理事から開催挨拶があり、続いて、山口KEK加速器研究施設長から「加速器のすすめ」と題して、加速器科学や加速器施設全般に関する動向が詳細に講演されました。

その後、上野聡先生(広島大生物生産学部)から「加速器でチョコレートのおいしさを科学する」、松尾 光一先生(広島大放射光科学研究センター)から「加速器で健康の元を科学する」、 休憩を挟んで、薮田ひかる先生(広島大理学部)から「加速器で地球と生命の始まりを科学する」、志垣賢太先生(広島大理学部)から「加速器で宇宙の始まりを科学する」と4講演が続き、幅広い加速器科学の~食・健康・生命・宇宙~に関する講演が行われました。

講演会は3時間半ほど続きましたが、最後に島田賢也広島大学放射光科学研究センター長から閉会の挨拶がなされ、初のオンラインによるKek-dayが締めくくられました。

オンライン施設見学会は、講演会の前後(12/10~1/15)の間、WEB上で公開)されました。KEKの施設見学会は、公開されている動画等を中心にまとめたものですので、こちらから閲覧できます。 

なお、オープンイノベーション推進部では、本事業の企画推進、事務局活動、広報支援及び情報発信を行いました。今後も、KEKと大学を結ぶ協働プロジェクトの企画・推進や、大学及びその周辺 企業等における加速器科学の普及と活性化を図る活動を行います。

※ 広島大学・Kek-dayは、高エネルギー加速器研究機構の大学等連携支援事業 による経費支援を受けて開催されました。

広島大学・Kek-day(まとめ・アンケート分析結果報告)


講演:「加速器のすゝめ」 山口KEK加速器研究施設長

熱心に視聴する高校生の皆さん ご提供:広島県立国泰寺高校 宮原先生

挨拶 楯真一広島大学副学長・理事と岡田安弘KEK研究担当理事



「5th EUV-FEL Workshop」開催のお知らせ

2020.12.08


IoT 、AI等の活用により、超スマート社会に向けて、情報処理デバイスの飛躍的な性能向上が不可欠です。その実現のために、微細化技術としてレーザープラズマ(LPP)光源を用いたEUV露光技術の開発が長い年月をかけて進められて参りました。そしていよいよ、今年度にEUV露光技術を用いた半導体チップ生産が開始されました。

第5回目となる「EUV-ERL WORKSHOP」は、国際的なオンラインweb会議として開催します。

本プログラムでは、兵庫県立大学 渡邊健夫教授から今後のリソグラフィーの動向について基調講演を行います。招待講演者は、 Rod Loewen氏 (Lyncean Technologies, Inc.),Geert Vandenberghe 氏(IMEC), Jan van Schoot 氏(ASML), 北野直樹氏(Intel)、中村典雄 氏(KEK)、原田健太郎氏(KEK)です。

ワークショップを通じて、多くの方々に、今後のEUV超高出力光源の展望を理解して頂くとともに、その実現に向けてご協力を賜れれば幸いです。

言語:English

詳細はこちらから




広島大学・KEK-day~加速器のすゝめ 開催のお知らせ

2020.12.01


「広島大学・KEK-day~加速器のすゝめ」を12月19日(土)にオンラインにて開催します。

本イベントは 「加速器で科学する食・健康・生命・宇宙」 と題して、主催:広島大学放射光科学研究センター 及び 高エネルギー加速器研究機構(KEK)、共催:大学加速器連携協議会 で開催され、第一線で研究を担っている専門家の方々から最先端の情報が提供されます。

これは、加速器に関わる科学・技術全体の現状と将来像を、広島大学学生や研究者、大学近隣の大学・高専・高校や地方自治体・企業等の関係者、広島市や近郊市民に広く知っていただくと共に、加速器分野における広島大学とKEKの連携の活性化を図ることを目的とし、オンライン講演会 及び オンライン施設見学会(広島大学/KEK)を開催するものです。

なお、オンライン開催ですので全国の高専、高校など広範囲の学校関係者にもご案内を差し上げております。

推進部では、本事業の企画推進、事務局活動、広報支援及び情報発信をおこなっています。

【オンライン講演会概要】
・ 12月19日(土)  13:00~16:30程度
・ 開催方法:Zoom方式によるオンライン接続
・ 参加費:無料

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TIA運営最高会議議長の東哲郎氏がKEKつくばキャンパス来構

2020.11.13


TIAは、産総研、NIMS、筑波大学、KEK、東京大学、東北大学が協力して運営するオープンイノベーション拠点です。その最高意志決定機関として、中核6機関の長に産業界の代表と学識経験者および運営諮問会議議長を加えた9名により構成される運営最高会議を設置しています。

この度、TIA運営最高会議議長の東哲郎氏がKEKつくばキャンパスにおいて、11月11日に来構されました。

フォトンファクトリー、Belle2測定器、cERLを見学され、各施設での研究者の説明に興味深く相槌を打ち、様々な質問をされていました。施設見学の後、山内機構長、幅理事、物質構造科学研究所小杉所長、加速器科学イノベーション推進室内藤室長と懇談され、産学連携や地域連携についての意見交換がおこなわれました。




第12回TIAシンポジウムを開催-テーマは「新価値創造、技術革新。TIA発、イノベーション。」

2020.11.04


オープンイノベーション拠点TIA(以下「TIA」という)は、11月19日(木)13時より「第12回TIAシンポジウム」をウェブ配信にて開催します。

テーマは「新価値創造、技術革新。TIA発、イノベーション。」で、TIAが産学官の共創の場として存在意義を示すシンポジウムです。

今回は、吉野彰氏(ノーベル化学賞受賞者・産総研ゼロエミッション国際共同研究センター長)と東哲郎氏(TIA運営最高会議議長)との対談、TIAと関係の深い大野英男氏(東北大学総長)や飯島澄男氏(名城大学終身教授)のメッセージ、パネル討論では基礎および応用研究、新技術開発の加速に必要な、「ヒト・モノ・カネ」の好循環を阻害する諸問題について、業界を超え各領域で活躍する方々による討論の模様をお届けします。

詳しくはこちらから








KEK50周年記念ビデオのエンドロールにお名前を掲示いたします

2020.10.19


高エネルギー加速器研究機構(KEK)は、2021年に50周年を迎えます。

これまでの歩みを振り返るとともに、次の50年に向けて記念事業を実施します。

各種の記念事業のひとつに、加速器科学の世界的最先端研究拠点として歩み続けた50年の歴史を集約した記念ビデオを制作します。

世界に誇る日本の加速器科学研究機関を次世代へ伝えていく使命に賛同し、いっしょに未来を創るサポーターズメンバーとして支援してくださる法人・団体様を募集しています。

記念ビデオは、KEK50周年特設サイト、KEKチャンネル(YouTube)、SNS(KEK公式facebook、 Twitter)での発信、コミュニケーションプラザ常設展示での上映を予定しております。

【応募方法】
KEK 寄附金サイトから寄附申込書をダウンロードしていただけます。ご連絡をいただければ担当から申込書一式を郵送いたします。ご記入の上、未来基金事業推進チームまでご送付ください。
【ご注意】
編集の関係上、エンドロールへのお名前掲載の募集は、2020 年 12 月 31 日までの受付分となります。



KEKサポーターを募集しています!

2020.10.19


高エネルギー加速器研究機構(KEK)は、2021年に50周年を迎えます。

50周年を機にこれまでの歩みを振り返るとともに、次の50年に向けて各種の記念事業を実施します。更に、寄附金事業推進のための「KEK未来基金 ~いっしょに未来を創ろう」プログラムを発足させ、基金設立に向けて新たな取り組みを行います。

多くの皆様にご賛同をいただきたく、記念事業寄附金プログラムの一環として新たなキャンペーンを設置しました。本キャンペーンは、2019年7月1日以降から2021年度内の申込み受付を対象といたしまして、KEKサポーターズメンバーへの登録などを行い、様々な特典をご用意しております。

KEKといっしょに未来を創ろう! サポーターズキャンペーンについてのご案内はこちらから

個人の方の特典

メンバーごとに50周年記念事業への寄附限定の特典をご用意しました。 個人の方の特典についての詳細はこちらから


法人・団体の特典

メンバーごとに50周年記念事業への寄附限定の特典をご用意しました。 法人・団体の特典についての詳細はこちらから



12GeV陽子加速器施設で使用された研究機器等の売払い募集は終了しました。

2020.09.28


12GeV陽子加速器施設で使用されていた研究機器等の売払いの募集は終了しました。多くの方からご応募いただき誠にありがとうございました。 厳正なる審査により買受者を決定し、応募された皆様には直接ご連絡をさせてい ただきます。




KEK一般公開2020オンラインを開催しました

2020.09.14


9月6日(日)に開催された約6時間にわたるオンラインでのKEK一般公開は無事終了しました。沢山の方にご視聴いただき、誠にありがとうございました。

推進部からの企画である「KEK鑑定団」12GeV陽子加速器施設で使用された研究機器等の売払いや「いっしょに未来を創ろう ~ご寄附のお願い」は多くの方からの反響がありました。ご視聴していただいた方からのご支援や応援メッセージなどもいただき、改めて感謝申し上げます。

「おうち de KAGAKU ~未来加速器実験室」は、70件の実験動画をTwitterに投稿があり、厳正なる審査の結果6件の受賞者を選出させていただきました。沢山の実験動画をありがとうございました。受賞者の中から賞品としてプライベートツアーや出前授業等も引き続き行っていきます。
詳しくはこちらの特設サイトをご覧ください。




第2回 応用超伝導加速器コンソーシアムセミナー

2020.09.14


第2回 応用超伝導加速器コンソーシアムセミナーが9月10日に開催されました。

昨年は東京において対面式で実施しましたが、新型コロナウィルスの影響により今春実施予定だった本セミナーをオンライン形式に変更し開催され、応用超伝導加速器コンソーシアム、共創コンソーシアムのそれぞれの会員の企業、大学、公的研究機関から36名の参加がありました。

本プログラムは「Mo99等の医療用RIの製造に関する加速器の応用」をテーマに詳細で活発な議論が行われました。講演議題は、医療の立場からの核医学製剤(金沢大学 絹谷清剛)、Mo99等医療用RI製造について(千代田テクノル 川端方子)、Mo99加速器の話(KEK 原田健太郎)ヨーロッパにおけるMo99製造に関する動向(KEK 河田洋)。日本核医学会理事長の絹谷先生を初め、臨床、RI製剤製造、加速器のそれぞれの立場から貴重なプレゼンと、今後に向けての理解と認識を深め、具体的な意見交換を行いました。 推進部URAは本セミナーにおける開催支援を行いました。引き続き、産学連携イノベーションコンソーシアムの運営支援を推進します。

◆応用超伝導コンソーシアムとは

平成31年度より加速器研究施設において「応用超伝導加速器センター」を開設することとなりました。これにともない今後、産業界と強固な連携のもと、超伝導加速器に関するイノーベーションの創出、社会展開を進める目的で「応用超伝導加速器コンソーシアム」を設立しました。

詳しくはこちらから




12GeV陽子加速器の備品を有償でお譲りします

2020.09.09


12GeV陽子シンクロトロンは1976年から2005年12月末まで、約30年に渡り運転を続けていたKEKで一番長い歴史を持つ加速器です。高エネルギー物理学をはじめ、中性子・中間子ビームを用いた物質科学など幅広い分野の研究に使われてきました。 この歴史ある12GeV陽子加速器の施設で、使用された実験機器やコントロール室で使用されたプレートを、ご希望の方に有償でお譲りします。譲渡をご希望の方は必ず応募方法をよく読み、9月25日までにご応募下さい。

この他にも数多く備品がございます。詳しくは「KEK寄附金特設サイト」をご覧ください。




第2回 SOIコンソーシアム研究会

2020.09.08


9月3日に「第2回SOIコンソーシアム研究会」がオンラインで開催されました。

新型コロナウイルス感染拡大により、開催を予定していた3月から、やむなく9月に延期していた研究会ですが、 今回初めてのオンライン開催となり、オープンイノベーション推進部では、スムーズに研究会が運営されるように支援を行いました。

本プログラムは、最新の研究成果が発表され5件の講演を行い、画面上で参加者との質疑応答が行われ、 主催者から研究会が主導して進めていたSOIデバイス試作のウエハーのシャトル便が実施されたとの報告もありました。

画面上には45名を超える参加者があり、初のオンライン研究会は盛況のうち終了しましたが、 オンライン参加者同士の自由な意見交換が出来なかったという意見もあり、次回のオンライン開催に向けて、今後の課題が残りました。




KEK一般公開2020オンライン開催のお知らせ

2020.09.04


KEK初のオンライン中継「KEK Openhouse 2020 Online」が 9月6日(日)10:00からライブ配信されます。
各施設、部署からは様々な企画があり、バラエティに富んだ面白コンテンツが沢 山あります。
推進部は、「KEK鑑定団」「未来加速器実験室」を企画しました。




■KEK鑑定団

◇ライブ配信では、寄附金CM及びEK寄附金について、50周年事業推進のPR、今回の目玉となるPS関連物品の紹介をします。

◇12GeV陽子加速器の歴史やそこで活躍した装置・備品などの紹介をしている動画を作成しました。※KEK YouTube Channelで掲載予定

◇12GeV陽子加速器で使用された実験機器や銘板などの物品をお譲り(有償)します。
詳しくは、KEK寄附金特設サイトを公開中です。


■未来加速器実験室 ~おうち de KAGAKU

身近にある道具や自然のものを使って実験をするという企画で、皆様からの実験動画や写真を #KEK未来加速器実験室 ツイートを募集しています。
詳しくはこちらから

◇当日のライブ配信では、投稿された動画の中からピックアップして研究者がコメント。優秀作品にKEKオリジナルグッズを進呈。受賞者の発表はLive中に行います。

   

本企画に協力してくれた大学院生の作品を集めた動画はKEK YouTube Channelで掲載予定です。こちらも是非、ご覧ください。

KEK Openhouse 2020 Online特設サイト

NHK水戸放送局の取材がありました。





第4回TIAかけはし成果報告会を開催しました

2020.08.06

TIAは、産総研、NIMS、筑波大学、KEK、東京大学、東北大学が協力して運営するオープンイノベーション拠点です。6つの機関の総合的な研究開発能力(人材、施設、知的財産等)を結集して、知の創出から産業化までを一貫して支援します。

連携プログラム探索推進事業「かけはし」は、中核機関が組織の枠を超えて新領域を開拓するための調査や連携を支援する事業です。

4回目となるTIAかけはし成果報告会は、7月29日(水)にオンライン開催により実施しました。2019年度「かけはし」の活動と成果を広く周知するとともに更なる連携強化を目的として活動しています。今回は、企業や公的機関、大学などから160名を超える方々に参加いただきました。

オンライン方式による、かけはし事業の説明と基調講演に続いて代表的な研究テーマ5件の講演を実施するとともに、講演資料をTIAwebサイトでインターネット配信しました。講演当日は、多くの方からご質問をいただくなど、参加者の相互理解と連携を深める交流ができ、盛況のうち無事終了しました。ありがとうございました。

2019年度のかけはし成果報告全ポスター(52件)と2020年度の課題概要ポスターをホームページに掲載しています。詳しくはこちらから





「第4回TIAかけはし 成果報告会」開催のお知らせ

2020.07.17

TIAが2016年度にスタートしたTIA連携プログラム探索推進事業「かけはし」は、TIAの6機関(産総研、NIMS、筑波大、KEK、東大、東北大)の連携だけではなく、研究・技術の「種」を企業との連携により「芽」に育てる事業です。
4回目となる2019年度は、前年度より継続の23件、新規テーマ29件、計52件が採択されました。この成果の中には、企業からの提案によるテーマもあります。
この度、本事業における2019年度の成果報告会をWebexによるオンライン開催いたしますので、是非ご覧いただき、今後のかけはし事業に積極的にご参加ください。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

日 時:2020年7月29日(水)13:30~16:35
開催方法:Webexによるオンライン開催
参加費:無料(要参加登録)
申込み:TIAのイベントページからお申込みください
    (7月22日17時締切)
主 催:TIA






北海道大学-KEK連携協力協定に基づく第10回連携協議会が開催されました

2020.04.03


北海道大学と高エネルギ-加速器研究機構は3月24日に第10回連携協議会を開催しました。

本会の目的は、両機関における相互の研究開発能力及び人材を活かし、物質科学研究、生物科学、量子ビーム科学、触媒化学、などの個別研究領域の推進を図るとともに、人材の育成、人材交流を発展させ、世界第一線で先導的な役割を果たすべく、異分野融合型の研究開発の連携・協力を積極的に推進していくことです。

第10回目となる今回は、北海道大学札幌キャンパスにおいて開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、テレビ会議システムでの開催となり、北大の西井 準治 理事・副学長、KEKの岡田 安弘 理事らから、挨拶並びに互いの現況報告がありました。KEK 小杉信博所長(物質構造科学研究所)からは、放射光、中性子、ミュオン、低速陽電子の4つの量子ビームを備えた世界的にもユニークな物質構造科学研究所のメリットを生かした「量子ビーム連携研究センター(令和2年4月1日発足予定)」を新設する紹介がありました。
続いて、北大 触媒科学研究所 朝倉教授から、これまでの物質・材料一環境科学研究を、数理科学・データ科学一計算化学を武器とする「新しいアプローチ」で再構築し、新たな物質・材料・化学反応の創造を介してSociety5.0の実現を可能とする人材を育てるプログラムの説明がありました。その後、お互いの連携についても活発な協議が行われました。

今後、両機関の結びつきがさらに深まり、物質科学をはじめとする研究活動においてより一層促進されることが期待されます。
オープン・イノベーション推進部URAはこの連携協議会開催に際し事務局として参画しており、北海道大学との連携推進をはじめ、幅広い分野での加速器科学の発展を推進・支援しています。



本事業は新体制でスタートいたします。

2020.04.01


機構における研究力強化を図るため、2013年度、統括責任者である機構長及び実施責任者である研究担当理事の下に事業の中心的役割を担う「研究支援戦略推進部を設置し、「研究支援企画室」、「国際連携推進室」、「大学・産業連携推進室」、「知的財産室」及び「TIA推進室」から構成されてきました。2018年度には、「国際連携推進室」と機構管理局内の国際関連部署との融合を行い、「インターナショナル・オフィス」として活動を開始しました。 2019年度には、機構の産学公連携、産学共同研究、知財に関する機能を一本化し、大学・産業界・公的機関との連携の総合窓口となり、連携の企画と支援を迅速に行う機構内プロパー組織として、新しく「オープンイノベーション推進部」を設置しました。
2020年度は、機構の「評価・調査室」及び研究支援戦略推進部内の「IR推進チー ム」を統合し、数値資料などに基づいた機構活動の分析、計画資料を作成する「 IR推進室」を新設しスタートをきりました。

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「第2回 SOI量子イメージセンサコンソーシアム研究会」開催のお知らせ

2020.02.14


【中止・延期のお知らせ】3月23日の開催については新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴い研究会を延期する事に致しました。(開催日は未定)



半導体を用いた量子(赤外線、可視光、X線、ガンマ線、電子、荷電粒子、イオン、中性子等)イメージセンサは、科学実験及び産業界において今後ますます重要となります。こうした中でSilicon-On-Insulator (SOI)技術は、独立なシリコン層を2つ持ち、センサと読み出し回路を一体化した量子イメージセンサとして最適な構造を持っています。
本研究会は、SOI技術を基にしたシリコンイメージセンサ開発のためのコンソーシアムです。 このコンソーシアムは、2013〜2017年度科研費・新学術領域研究「3次元半導体検出器で切り拓く新たな量子イメージングの展開」に参加した研究者及びその成果を元に、アカデミックと産業界の交流を行う場を設け、SOI量子イメージングセンサの一層の発展を図ることを目的に設立されました。
SOIイメージセンサ開発のための、より実践的な議論につながることを期待し、第二回目となる研究会を開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。

日時:2020年3月23日(月) 13:30-17:10 (13:00 受付開始)

場所:東京理科大学 森戸記念館 第1フォーラム(アクセス)

参加費:コンソ会員: 無料
    会員以外: 10,000円/人

詳細はこちらから



第1回「中性子マイクロスコープの実現に向けた調査研究」研究会を開催しました

2020.02.14

「中性子マイクロスコープの実現に向けた調査研究」研究会が、2020年2月7日に物質・材料研究機構(NIMS) 千現地区において開催されました。

第一回目となる本研究会は、中性子イメージングを俯瞰し、高空間分解能のイメージングの実現により、新しい研究とともに産業利用でのブレイクスルーが起こり、どのような課題があるのかを議論しました。招待講演2件、一般講演4件のプログラムで構成されており、基礎研究分野からは、鉄鋼や生物・食物研究の応用への期待とともに、産業利用の調査報告がありました。このほかにも、各分野から応用研究について興味深い紹介があり、今後の調査研究の発展につながる幅広い産業応用へ新たなサイエンスの種を抽出できる講演でした。

今回は、参加者40名で、大学や公的な研究機関、企業からの参加があり、多くの質問とともに研究者の分野を越えての活発な議論が行われました。

OI推進部URAは、本研究会の開催支援及び広報支援を行いました。KEKは、今後も加速器科学をベースとした産学連携の促進などイノベーション創出への取り組みを進めていきます。


「第19回 nano tech大賞 2020」でTIAが産学連携賞を受賞しました

2020.02.04

2020年1月29日(水)から1月31日(金)までの3日間、東京ビックサイトにおいて、「nano tech 2020 第19回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」が開催され、本機構が参画するTIAが出展しました。 イベントでは、出展者の斬新かつ先駆的な技術・製品を分野ごとから選ばれる「nano tech大賞 2020」があり、TIAブースは「つくば周辺地域の公的研究機関や大学が連携し、企業の量産化支援や人材育成を推進し、さらに日本全国にまたがる広範な産学連携を牽引、ナノテクノロジーの発展に大きく貢献している点を賞す。」とし、産学連携賞を受賞しました。

TIAは産業技術総合研究所、物質・材料研究機構、筑波大学、高エネルギー加速器研究機構、東京大学が協力して運営するオープンイノベーション拠点です。我が国のイノベーションを加速することを目的として、高いポテンシャルを有する5機関が連携し、人材、施設、知的財産などの総合的な研究開発能力を結集することによって、知の創出から産業化までを一貫して支援するとともに、次世代を担う人材の育成をおこなっています。

TIA中核5機関が組織の枠を超えて連携し、新領域を開拓するための調査研究や連携活動を支援することにより技術シーズ創出を促進する事業が、TIA連携プログラム探索推進事業「かけはし」です。異なる専門の技術と知見を持ち寄り、公開の研究会やセミナー、展示会などによって外部の人やノウハウ、研究資源や資金を巻き込んで、大型連携研究開発や事業へと育てていくことを目指しています。今回の出展テーマである「拡大と深化で未来を拓くTIA」では、TIAの多彩な活動と最新研究成果を紹介しました。

KEKからはフォトンファクトリー(PF)等の5機関が有する最先端の共用研究施設を提供しました。つくば共用研究施設データベース(https://www.tia-nano.jp/page/dir000463.html)には、TIAつくば地区の共用装置650台以上が登録されています。nano tech 2020では、共用施設をポスター・カタログブックなどで紹介しました。

推進部は、このナノテク展にTIA事務局として参画しており、TIA5機関の一員としての連携を深め、幅広い分野での発展を推進しています。


加速器研究施設プロモーションビデオ(英語版)を作成しました

2020.01.30


このたび研究大学強化促進事業の予算により、KEK加速器研究施設のプロモーションビデオ(英語版)を制作しましたので、その概要をご紹介いたします。なお、本ビデオは昨年度制作の日本語版プロモーションビデオを英語化したものです。 

◆ 概要ご紹介 

題名:Accelerator Laboratory leading the way in advanced science (先端科学を牽引する加速器研究施設)

宇宙の謎にせまる基礎物理、あるいは新素材開発などの物質科学、さらには最先端の放射線癌治療や創薬、生命科学など、幅広い先端科学を支える粒子加速器は一国の科学技術レベルを象徴する存在とも言えます。

高エネルギー加速器研究機構KEKでは「加速器研究施設」が粒子加速器の研究開発を担っており、数々の世界最先端の技術で加速器を創り、日々の実験を支えています。そして多くのプロセスを独自に開発し、材料から組立に至るまでの超伝導空洞製造技術を培っておりますが、本ビデオでは、科学研究のために生み出された最先端技術の一端をご紹介します。

また、それら最先端技術をより社会に役立てる取り組みとして「加速器研究施設」では、加速器の産業・医療応用を推進するため,応用超伝導加速器センターを設置しました。ここではBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)、核医学検査のための薬剤製造、半導体リソグラフィ、インフラ診断など、実用的な加速器の研究開発を推進し、加速器の社会貢献に寄与していくと共に、こうした活動を通して、未来を担う若手研究人材の育成にも貢献していきます。

【ご参考】KEK加速器研究施設

「SATテクノロジー・ショーケース2020」を開催しました

2020.01.30

1月24日(金)、つくばサイエンス・アカデミー最大のイベントである「SATテクノロジー・ショーケース2020~異分野交流による知の触発inつくば」が、つくば国際会議場で開催されました。

つくばの研究機関や企業から104件のポスター発表と、「エネルギー革命~水素社会」をメインテーマとした特別講演3件・パネル討論があり、発表者を含む一般参加者561名の来場者がポスター発表者の説明に熱心に耳を傾けていたほか、サンプルの展示や動画での説明など創意工夫された発表方法で、異分野間で活発な交流と情報交換が行われました。

本イベントでは、OI推進部からKEK内にポスター出展推薦を募り、次の2種7件のポスターを出展いたしました。

「一般ポスター」
「COMET実験用タングステンシールドの開発」
「COMET実験 電子検出器内エレキボード冷却システムの開発」
「再結晶脆化しない超耐熱高靭性タングステン」
「電力をほとんど使わない真空ポンプの開発」
「中性子マイクロスコープの実現に向けた調査研究」

「つくば発注目研究ポスター(所長・施設長が推薦したもの)」
「検出器用CO2冷凍機の開発と運用」
「衝撃破壊の瞬間に材料に何が起こるのか、高強度パルスX線で観測する」

一般ポスターにおいては、KEK素粒子原子核研究所の牧村俊助技師の「再結晶化しない超耐熱高靭性タングステン」がプレゼンテーション表彰「ベスト新分野開拓賞」を受賞しました。これは、最も新分野の開拓を進めたと認められる研究テーマに贈られるものですが、経済産業省が進める「中小ものづくり高度化法に基づく認定支援(サポイン等)」に昨年度選ばれている研究テーマでもあります。

また、特別講演・パネル討論の後に行われた表彰式において、牧村技師と「つくば発注目研究ポスター2件」は江崎玲於奈SAT会長から表彰状並びに感謝状を贈呈されました。

OI推進部はこのSATイベント開催に実行委員として参画しており、広く、茨城県やつくばの産業界・官公庁・研究機関と連携を進め、幅広い分野での加速器科学の発展を推進しています。


第4回 KEK-YUN合同サイエンスカフェ

2020.01.28


2020年1月28日(火)、横浜国立大学(YNU)中央図書館付設の喫茶室において、KEK-YNU共催の合同サイエンスカフェが開催されました。

KEK・素粒子原子核研究所の長谷川雅也氏が講師を務め、「宇宙最古の光を追え! CMBチャネルで迫る宇宙誕生の瞬間」というテーマで最先端の研究を紹介し、学外の高校生や一般の方々を含めた20名余りが参加しました。

YNUの大学生・大学院生6名がファシリテータとして各テーブルに配置され、質問の取りまとめや議論の進行役を務めました。今回もKEK広報室の「投げるマイク」を使った活発な質疑応答が行われ参加者との交流を図りました。推進部は前回に引き続き、本イベントの開催支援及び広報支援を行いました。

写真

2019年度「法令遵守・コンプライアンス研修」を開催しました

2020.01.22


2020年1月22日に、KEK3号館セミナーホールにて令和1年度「法令遵守・コンプライアンス研修」を開催しました。

職員の法令遵守意識の醸成の取り組みの一環として平成28年度からはじまった本研修では、毎年特許や著作権等知財に関するトピックを紹介し、研究者等が知っておくべき知財知識の普及に努めています。今回は156名の参加がありました。

今年度は弁理士の方に商標に関する講演をお願いし、研究及び宣伝活動において注意すべき商標についての注意点が紹介され、多くの関心が寄せられました。











第1回 「中性子マイクロスコープの実現に向けた調査研究」研究会

2020.01.09


光・X線・電子線等に変わる新たなプローブとして中性子は注目されていますが、 検出器の空間分解能はサブミリメートル程度であり、 特に波長分解型ではミリメートル程度です。 そこで我々調査研究グループは、半導体センサ技術を導入し、ミクロン単位の位置分解能、エネルギー弁別、高速撮影等を可能にする中性子マイクロスコープの実現性を探っています。

本研究会では、中性子イメージングを俯瞰し、このような高空間分解能のイメー ジングにより どのような新しい研究、産業利用でのブレイクスルーが起こり、 どのような課題があるのかを議論します。

皆様のご参加をおまちしております。


日時:2020年2月7日(金)13:30-17:30 ( 13:00 受付開始)

場所:物質・材料研究機構(NIMS) 千現地区研究本館1F 第1会議室


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第4回 「3次元積層半導体量子イメージセンサ研究会」 開催のお知らせ

2020.01.09


今後の科学・医療・産業分野における光・X線・荷電粒子等の量子イメージセンサでは、異種材料・複数素子による高感度化、微細画素大規模集積、高速画像取得、ダイナミックレンジ拡大などが求められています。これらの解決手段としては、縦方向に異種・複数材料の半導体素子を3次元集積する技術が有望です。

本研究会では、TIA「かけはし」事業に採択された“3次元積層半導体量子イメージセンサの調査研究”活動の一環として、最新の3次元積層技術、量子イメージングセンサー技術を持ち寄り今後の研究開発方向に関する議論を行います。

皆様のご参加をおまちしております。


日時: 2020年1月27日(月)13:30-17:30 ( 13:00 受付開始)

場所: つくば国際会議場、大会議室102室


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第3回 KEK-YUN合同サイエンスカフェ

2019.12.19

2019年12月19日(木)、横浜国立大学(YNU)中央図書館付設の喫茶室において、KEK-YNU共催の合同サイエンスカフェが開催されました。

YNUの卒業生でもあり、総研大で学位を取得した後、現在は東北大学・電子光理学研究センターで加速器の研究・教育に携わっている柏木茂氏が講師を務め、「電子ビームから光子ビームを作る・使う」という最先端の研究を紹介しました。

司会を務めたKEK広報室のサイエンスコミュニケーターの高橋将太氏は、参加したYNUの学生・大学院生との間で「投げるマイク」を投げ合って、活発な質疑応答を支援しました。推進部は前回に引き続き、本イベントの開催支援及び広報支援を行いました。


「応用超伝導加速器セミナー」が開催されました

2019.12.19


12月5日に東京コンファレンスセンターにおいて今年度第1回の応用 超伝導加速器コンソーシアムセミナーを開催いたしました。

応用超伝導加速器コンソーシアム、共創コンソーシアムのそれぞれの会員の企業、大学、公的研究機関より30名超の参加がありました。小型加速器に関する3件のテーマ講演と最後の全体討論において、小型加速器の産業利用に関して詳細で活発な議論が行われました。

推進部URAは、応用超伝導加速器コンソーシアムの立ち上げ支援を行ってきました。本セミナーにおいては、URAをはじめ推進部のメンバーが企画に参画しました。2回目のセミナーも来春実施計画中です。


◆応用超伝導コンソーシアムとは
平成31年度より加速器研究施設において「応用超伝導加速器センター」を開設することとなりました。これにともない今後、産業界と強固な連携のもと、超伝導加速器に関するイノーベーションの創出、社会展開を進める目的で「応用超伝導加速器コンソーシアム」を設立しました。
詳しくはこちらから



「第4回 EUV-FEL WORKSHOP」が開催されました

2019.12.19


EUV-FEL光源産業化研究会とKEKが共同主催で行っている「第4回 EUV-ERL WORKSHOP」が、12月10日に秋葉原UDXにて開催されました。

第4回目を迎えるワークショップでは、半導体を牽引されているキオクシア株式会社の井上壮一氏から先端半導体とパターニング技術の展開に関する講演と、加工用レーザーの立場で産業技術総合研究所の佐藤正建氏から産業界への波及を目指すレーザー技術開発の二つの基調講演と、EUVリソグラフィー関連技術、先端加速器技術の動向など4件の一般講演があり、多くの質問とともに活発な議論でEUV光源の理解と認識を深めました。

推進部URAは、本ワークショップの広報支援を行いました。KEKは、今後も加速器科学をベースとした産学連携の促進などイノベーション創出への取り組みを進めていきます。

今回は、半導体関係の企業や大学、公的研究機関等から総勢100名を超える参加があり盛況のうち終了しました。






「SATテクノロジー・ショーケース2020」開催のお知らせ

2019.12.10


つくばサイエンス・アカデミー最大のイベントである「SATテクノロジー・ショーケース 2020~異分野交流による知の触発inつくば」が、2020年1月24日(金)につくば国際会議場で開催されます。

つくばの研究機関や企業から約100件のポスター発表と、「エネルギー革命~水素社会」をメインテーマとした特別講演・パネル討論が予定されており、サンプル展示や動画など、創意工夫された発表方法で、異分野間での活発な交流と情報交換が行われます。

本イベントでは、KEKから一般ポスター:5件、つくば発注目研究ポスター:2件を出展、異分野の研究者の皆さまとの交流を深める場をつくりますので、皆様のご参加をお待ちしております。





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「横浜国立大学&高エネルギー加速器研究機構 サイエンスカフェ」開催のお知らせ

2019.12.09


横浜国立大学(YNU)においてKEK-YNU共催のサイエンスカフェを開催いたします。

「電子ビームから光子ビームを作る・使う」というテーマで、東北大学電子光理学研究センター准教授、柏木茂氏を講師に招き、加速器研究を紹介していただくと共に、電子ビームを作り出すことによって、空間・時間コヒーレンスをもつテラヘルツ光発生など自身の研究である電子・光子ビームの発生とその利用についても語っていただきます。

開催場所は大学の図書館に併設されている喫茶コーナーです。どなたでも参加可能です。参加には登録が必要になります。皆様是非ご参加ください。





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寄附月間2019

2019.11.19


寄付月間(Giving December)は、NPO、大学、企業、行政などで寄付に係っている関係者が幅広く集い、寄付が人々の幸せを生み出す社会を つくるために、12月1日から31日の間、協働して行う全国的なキャンペーンです。
この寄付月間は、特定の団体への寄付をお願いするものではありません。一人ひとりがこの機会に寄付について考えたり、実際に寄付してみたり、寄付月間についてソーシャルメディアで広げたりすることや、寄付を受ける側が寄付者への感謝の意をこめて、きちんと寄付の使い道を報告することを促すきっかけにしたいとの考えで行われています。

KEKは「賛同パートナー」として寄付月間を賛同しています。

~~~~~~~~~~~~~~
欲しい未来へ、寄付を贈ろう。
一年の終わりに、
未来を考え寄付をする。
そんな習慣を、
はじめませんか。
~~~~~~~~~~~~~~
 

詳しくは下記のホームページをご覧ください。              

寄附月間2019

KEK寄附金


サイエンスアゴラ2019に参加しました

2019.11.19


2019年11月15-17日、東京臨海副都心のテレコムセンターで開催されたサイエンスアゴラ に参加し、加速器科学分野における日欧協力プロジェクトJENNIFER-IIを紹介しました。駐日欧州連合代表部では、 科学技術分野の日欧協力を紹介するために、毎年サイエンスアゴラに出展していますが、今年はハンガリー及び南アフリカ共和国と同じブースで発表することとなり、日本の幅広い国際協力事業としての展示となりました。

KEKでは、前年に引き続き、研究支援戦略推進部 国際連携チームが協力の窓口になり、ポスター作成や展示の準備・当日の説明を行いました。就学前の児童からシニアな方まで多数の来訪者に対応すると共に、ハンガリー及び南アフリカ共和国大使館の担当者との交流を深めることができました。


ORCID説明会を開催しました

2019.10.30


10月28日につくばキャンパスにおいて、職員向けにORCIDの説明会を開催しました。

ORCID は今や事実上世界標準になりつつある研究者データベースです。研究者はこのシステムを用い、自分自身の業績整理をほぼ自動的に行い、その上その発信にも使うことができます。本説明会では、「ORCIDとは何か」から始まり、登録操作などを説明しました。ORCIDは、研究成果や、研究助成金情報、学術活動等、各種学術サービスと自動的なリンクを作る仕組みになっていますが、初めて接するとわかりにくい部分もあります。そこで実際にデモンストレーションを行い実践的な説明をしました。30名ほどの参加者があり、多くの方から質問や意見がでていました。

KEKではORCIDを用いて、各職員の自著論文を整理し、研究成果をより広く発信することを推進しています。IR推進チームでは引き続き、機構情報全般・各種データベースの企画支援を行います。


【資料】

ORCIDをどう使うか? 
IR推進チーム URA 菊谷英司

「TIA 10周年記念シンポジウム」を開催しました

2019.10.29


産総研、NIMS、筑波大、KEK、東大の5機関で構成されるTIAが、設立 10 周年の節目を迎え、「TIA 10 周年記念シンポジウム」を10月15日に東京のイイノホ ールで開催しました。

本シンポジウムでは、これまでのTIAオープンプラットフォームから生まれた代表的なイノベーション事例やTIAとの連携による成果などを紹介する講演をおこないました。また、49件のポスターからなるポスターセッションでは、各研究分野の総括に加え、TIAと関連のあるパートナー企業による特別展示を開催しました。

さらに、TIA参画5機関の長によるパネルディスカッションを実施し、今後のTIAの果たすべき役割、あるべき将来像について議論することにより、参加者との交流と連携を深めました。企業や大学、関係府省などから250名を超える来場者があり盛況のうちに終了しました。今後もオープンイノベーション推進部はTIAを通して、知の創成と産業界の連携を図り推進します。



第2回 KEK-YUN合同サイエンスカフェ

2019.10.21

2019年10月21日(月)に横浜国立大学(YNU)において、KEKとYNU共催のKEK-YNU合同サイエンスカフェが、本年3月1日の第1回に引き続きYNU中央図書館付設の喫茶室で開催されました。

YNUの卒業生でもあり、J-PARCでの実験を提案し、現在はビームライン・実験装置の建設をリードしている飯沼裕美氏(茨城大学)が講師を務め、「J-PARCのミューオンビームで物質優位の宇宙の謎解明に挑む」という最先端の研究を紹介しました。

YNUの学生・大学院生を中心に、一般参加者を含め、40名余りが参加して活発な質疑応答が行われました。推進部は本イベントの開催支援および広報支援を行いました。この企画は今後も継続される予定です。


「ORCID説明会」開催のお知らせ

2019.10.15


ORCID(Open Researcher and Contributor ID)は、世界中の研究者を区別するために永続的識別子を付与する取り組みです。IDの管理をする非営利団体ORCID Inc.は、研究成果や、研究助成金情報、学術活動等、各種学術サービスと自動的なリンクを作る仕組みを提供しています。

KEKでは研究成果をよりひろく発信するため、各職員の自著論文をORCID を用いて整理する方法を推進します。研究論文を執筆することの多い職員は自著の整理は様々な機会に必要となります。

ORCID では、一定程度の web操作でほぼ自動的にそのリストを組み上げることができます。

また、それを(本人の希望に応じて)全世界に発信することも可能です。

この度、KEK職員向けに ORCID の説明会を開催することになりましたので是非ご参加ください。

 

職員を対象としておりますが、本機構における共同利用者・共同研究者についても参加可能となっておりますので、どうぞお問合せの上ご参加ください。



詳細はこちらから





群馬大学・KEK-day~加速器のすゝめ 〜宇宙の起源、物質や生命の根源に迫る加速器研究〜 を開催しました

2019.10.15


「群馬大学・KEK-day~加速器のすすめ」を群馬大学主催・群馬県及びKEK共催・大学加速器連携協議会後援により10月5日(土)に群馬大学昭和キャンパス(前橋市)のミレニアムホールにおいて開催しました。

本イベントの趣旨は、加速器に関わる科学・技術全体の現状と将来像を多くの方々に広く知っていただくと共に、加速器分野における群馬大学とKEKの連携の活性化を図ることを目的とし講演会と見学会を開催したものです。当日は、群馬大学重粒子線がん治療施設見学会(一般公開)と「群馬大学・KEK-day~加速器のすゝめ」が合同で開催し、100名を越える参加者がありました。

冒頭、岡田 KEK理事が「加速器科学進展の展望とKEKの教育活動」についての説明を行いました。その後、 川田 宇都宮大学大学院地域創生科学研究科長から「北関東大学群とKEKの連携活性化」と題して説明があり、続いて、山口 KEK加速器研究施設長から「加速器のすすめ」と題して、加速器科学全般に関する動向を説明されました。なお本講演の冒頭には、今春制作された加速器施設プロモーションビデオ(5分間)の上映も行われ、参加者の理解を深めました。

また、兵藤 KEK物質構造科学研究所准教授が「放射光加速器を用いた医学イメージング応用」について、熊田 筑波大学医学医療系准教授からは「加速器と次世代がん放射線治療」と題してBNCTを中心とした講演がされ、幅広い加速器科学の生命、医療応用に関する講演が行われました。

講演終了後、隣接する重粒子線医学研究センターを見学し、重粒子線によるがん治療について、多くの方々が関心を持っており、参加者は熱心に質問を投げかけていました。

推進部では、本事業の企画推進、事務局活動、広報支援及び情報発信を行いました。今後も、KEKと大学を結ぶ協働プロジェクトの企画・推進や、大学及びその周辺 企業等における加速器科学の普及と活性化を図る活動を行います。



「第11回TIA10周年記念シンポジウム-拡大と深化で未来を拓くTIA-」開催のお知らせ

2019.10.07


 TIAは、我が国のイノベーション創出を加速することを目的として、産総研、NIMS、筑波大、KEK、東大が協力して運営するオープンイノベーション拠点です。高いポテンシャルを有する5機関が連携し、総合的な研究能力(人材、施設、知的財産等)を結集することで、知の創出から産業化までを一貫して支援しています。

10周年となる今回のシンポジウムでは、TIAのオープンイノベーションプラットフォームから生まれた代表的なイノベーション事例に加え10年の成果を講演とポスターで紹介するとともに、パートナー企業による出展を加え、連携の成果を紹介します。

また、後半にはTIAの5機関の長と名誉顧問によって、今後のTIAの果たすべき役割と将来像を討論します。

 

多数の皆様のご参加をお待ちしております。



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「学術出版に関するセミナー」を開催しました

2019.10.01


9月30日(月)、KEKつくばキャンパス3号館セミナーホールにおいて、学術出版に関するセミナーを開催しました。

本セミナーには、国立情報学研究所・教授の安達淳氏とJUSTICE運営委員会委員長の市古みどり氏を講師に招き、「学術出版におけるビジネスモデルの大転換と公的機関の役割 ~オープンアクセスジャーナルの最近の動向」をテーマに、問題を抱える日本の現状について紹介し、今後の方策について議論をおこないました。

機構外からも多く来られ、約40名以上の参加者があり、研究成果をオープンアクセスジャーナルへ発表することを義務化する動きが欧州で加速している状況を背景に、論文誌のビジネスモデル・契約形態の変革について海外、特に先行している欧州の事例が紹介されました。 日本の政府・財政機関の反応は鈍く、国際共著論文の出版において日本の研究者が不利益を被る可能性も示され、今後、図書館と研究者が連携を強化して、学術出版の新時代に対応する必要性が指摘されました。

推進部では、研究における情報収集だけでなく、各研究者の活動についての情報発信などについて情報提供をすることにより、支援を引き続き行います。


【資料】

Plan Sは電子ジャーナルの(概ね)完全なオープンアクセスへの転換をもたらすか
安達 淳

購読モデルからOA出版モデルへの転換をめざすJUSTICEの取り組み
市古 みどり


「西川公一郎名誉教授追悼記念シンポジウム」が開催されました

2019.09.30


加速器長基線ニュートリノ振動実験の先駆者であった西川公一郎先生が、去る平成30年11月28日にご逝去され、一年が過ぎようとしております。

この度先生の一周忌を前に、9月27日(金)KEKつくばキャンパスにおいて「西川公一郎名誉教授追悼記念シンポジウム」が開催されました。

西川先生は、高エネルギーの陽子加速器でニュートリノビームを生成して数百キロメートル先の大型検出器に打ち込む「長基線(LBL) ニュートリノ振動実験」の提唱者で、KEKの12GeV陽子加速器(当時)からスーパーカミオカンデ測定器へニュートリノビームを打ち込 む世界初のLBL実験:K2K実験の提案者でありその代表者を務めるとともに、J-PARCでのLBL実験かつ大規模国際共同研究である T2K実験の代表者としてニュートリノ研究を主導されました。

KEK素粒子原子核研究所所長として日本の素粒子原子核研究全体を推進するともに、J-PARCセンターの副センター長としてJ- PARCの研究プログラム、さらに東日本大震災からの復旧に大きな貢献をされました。また、京都大学理学研究科教授として研究とともに教育や後進の育成も担われました。

本シンポジウムには、海外からも含め100名を超える多くの参加者がありました。西川先生の業績などを中心に紹介され、人柄、人格、指導力などを振り返る和やかなシンポジウムとなりました。推進部では、このシンポジウムの広報及び記念品の作成などを支援しました。

詳しくはこちらから




「新技術創出交流会」が開催されました

2019.09.24


「新技術創出交流会」が9月18日(水)、19日(木)にパレスホテル立川において開催されました。

このイベントは、オープンイノベーションによる技術連携や共同開発のきっかけ作りを目指す展示商談会です。

第12回目となる今回も優れた技術・製品を有する都内中小企業が多数出展しました。

優れた基盤技術を持つ加工型の企業から、システム・ソフトウェア、IoT・AIといった技術を持つ開発型の企業まで、大手企業のニーズを捉えた製品・技術が一堂に集結する「ニーズマッチング型」の参加システムになっており、主催は公益財団法人 東京都中小企業振興公社です。

オープンイノベーション推進部では「イノベーション創出を目指すKEK 多企業参画ラボ事業」という題目でポスター展示と種々パンフレットの配付を行い、東京を中心とした中小企業などにKEKのシーズの説明を実施しました。展示ブースにおいては多数の企業の方々と交流を深め、事前予約の企業3社とニーズ・シーズの面談対話を行いました。







「学術出版に関するセミナー」開催のお知らせ

2019.09.13


「学術出版に関するセミナー」を9月30日(月)に高エネルギー加速器研究機構 つくばキャンパスにおいて開催します。

欧州委員会は「Plan S」という原則を各国の研究助成機関に対して提案し、商業出版社の提供する電子ジャーナルを2021年1月までにオープンアクセスに転換させることを求めています。
既に複数の欧州の研究助成機関がPlan Sに賛同し、各国の図書館コンソーシアム等も新しいモデルで出版社と契約する動きが加速しています。
このような動きに追従できていない日本は、このままでは研究成果の発信や論文出版で大きな困難を被る可能性があります。

本セミナーは、「学術出版におけるビジネスモデルの大転換と公的機関の役割 —オープンアクセスジャーナルの最近の動向」をテーマに、欧州と日本の状況について紹介し、我が国の学術機関が取り得る方策を議論します。

皆様ぜひご参加ください。


日時:9月30日(月)16:00~17:30

場所:つくばキャンパス 3号館1階セミナーホール


詳細はこちらから





「応用超伝導加速器コンソーシアム設立記念シンポジウム」が開催されました

2019.09.02


本年4月、加速器研究施設では加速器の産業・医療応用を推進するための「応用超伝導加速器センター」が開設され、また、同時に、本センターを中核とする産業界と強固な連携のもと、超伝導高周波加速器に関するイノーベーションの創出、社会展開を進める目的で「応用超伝導加速器コンソーシアム」が設立されました。加速器科学イノベーション推進室は、その設立支援を昨年より行ってまいりました。

この度、コンソーシアムの設立を記念して9月2日に「応用超伝導加速器コンソーシアム設立記念シンポジウム」が開催され、URAは企画支援及び広報支援を行いました。

本シンポジウムには産業界や学術研究機関から約60名の参加があり、文部科学省の村田善則研究振興局長からお祝いのお言葉、下記の5件の講演、加速器の応用展開について活発な意見交換があり、盛況となりました。なお、本シンポジウムに先立って、応用超伝導加速器コンソーシアムの総会も開催され、今後、海外の動向調査なども行いながら、企業や学術研究機関との連携により、加速器の産業・医療応用を進めていくことが合意されました。

「応用超伝導加速器コンソーシアム」について詳しくはこちらから




「群馬大学・KEK-day~加速器のすゝめ 開催のお知らせ」開催のお知らせ

2019.09.09


「群馬大学・KEK-day~加速器のすすめ」を10月5日(土)に群馬大学重粒子線医学研究センター(前橋市)において開催します。

本イベントは、群馬大学重粒子線がん治療施設見学会(一般公開)に併せ「群馬大学・KEK-day~加速器のすゝめ」をジョイントするもので、主催:群馬大学、共催:群馬県及びKEK、後援:大学加速器連携協議会で実施されます。

これは、加速器に関わる科学・技術全体の現状と将来像を、群馬大学学生や研究者、大学近隣の大学・高専・高校や地方自治体・企業等の関係者、前橋市や近郊市民に広く知っていただくと共に、加速器分野における群馬大学とKEKの連携の活性化を図ることを目的とし、講演会及び見学会を開催します。

皆様ぜひご参加ください。


日時:10月5日(土)13:00~15:30 

場所:群馬大学昭和キャンパス(前橋市)


詳細はこちらから





「KEK一般公開2019」が開催されました

2019.09.01


2019年9月1 日(日)に、KEKつくばキャンパスにおいて一般公開が開催されました。

当日は、お天気にも恵まれ、4,233名の方に来場いただきました。

今年は、研究支援戦略推進部と今年度から新たに機構に設置されたオープンイノベーション推進部との合同で展示ブースを設け、両部に配置されているURAの活動情報についてポスター展示と、URAクイズを作成し、クイズを通して研究支援のお仕事について皆様に知っていただきました。

URAクイズには350名の方が参加され、「研究支援のお仕事について分かりやすいポスターと説明をしていただいて、とても勉強になりました。」と嬉しいコメントもいただいております。

寄附金ブースでは、多くの皆様に温かいご支援をいただき、今年度から開始している新たな寄附メニュー「50周年記念事業サポーターズ ~いっしょに未来を創ろう」「あなたのお名前を研究施設に刻みます ~フォトンフォクトリー」のキャンペーンをPRすることができました。

ご寄附頂いた皆様には心から感謝申し上げます。

皆様本当にありがとうございました。



第2回 IINAS Forum 「伝わらないを伝えたい!科学をもっともっと面白く。」が開催されました

2019.08.23


大学加速器連携ネットワークによる人材育成等プログラム(IINAS)の「第2回 IINAS Forum 伝わらないを伝えたい!科学をもっともっと面白く」が、8月23日(金)に開催されました。

本フォーラムでは、第一部で、ベストセラービジネス本『伝え方が9割』の著者である佐々木圭一氏を講師に招き、『伝え方』の講話とワークショップを行い、二部では、代島慶一氏(静岡科学館主事)、一片井祐子氏(東京大学Kavli IPMU特任研究員)、高橋将太(KEK広報)、松井龍也(KEK広報)による「伝え方のダイバーシティー」をテーマに、性別、年齢、国などの違いによって伝え方、伝わり方に差があるのかについて、パネルディスカッションを行い、SNSを利用したオンデマンド式で聴講者との参加型イベントとなりました。

推進部では、本プログラムのの広報支援及び情報発信を行いました。











「高エネルギー加速器科学研究奨励会 ~第9回 特別講演会」開催のお知らせ

2019.08.16


10月11日アルカディア市谷において、高エネルギー加速器研究奨励会「第9回 特別講演会」が開催されます。

本奨励会は、任意団体として高エネルギー加速器科学研究奨励会が設けられ、昭和52年以降、国と民間との技術交流や研究者・技術者の国際交流などの事業を推進しています。 特別講演会の講師には各々研究分野で活躍中の加速器科学専門家を迎え、毎年10月上旬に開催しています。

今回は、山口誠哉氏による「KEK応用超電導加速器センターが目指す加速器の産業利用」と、熊田博明氏による「ホウ素中性子補足療法(BNCT)による次世代がん放射線治療」の講演プログラムとなっています。 皆様ぜひご参加ください。


日時:10月11日(金)14:00~17:00

場所:アルカディア市ヶ谷(私学会館)6階霧島西


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「J-PARC国際シンポジウム」が開催されます

2019.08.16


2009年のJ-PARC全施設の利用運転開始から10周年を機に「第3回 J-PARCシンポジウム」が2019年9月23-26日に開催されます。

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市民公開講座「宇宙・物質・生命の起源を求めて」

J-PARC (大強度陽子加速器施設)は、基礎物理から産業応用まで幅広い分野で最先端研究が行われています。2009年のJ-PARC全施設の利用運転開始から10周年を記念して、9月23日、つくば国際会議場において市民公開講座を開催いたします。

皆様のご来場をお待ちしております。

詳しくはこちらから







「KEK一般公開2019」が開催されます

2019.08.16


9月1日(日)にKEKつくばキャンパスにおいてKEK一般公開が開催されます。

一般公開では、普段は公開していない実験装置・施設の見学や、研究者による講演や最新の研究紹介、カードゲームやクイズ大会など、毎年楽しい企画をご用意しています。

今年も、国際交流センターに推進部のブースを設け研究大学強化促進事業についてのポスター展示を行っています。

「KEKのウラ話 ~URAのお仕事」

私たちURA(リサーチ・アドミニストレーター)は、KEKの研究者を支援するお仕事をしています。URAが具体的にどんな支援を行っているのか、各室の活動をご紹介します。 「URAクイズ」では、 ポスターにヒントが隠されている問題を解き、全問正解された方には、素敵な景品をご用意しております。

寄附金コーナーでは、本日ご寄附申し込みしてくださった方だけに、他では買えないKEK泡箱フィルムを差し上げます。 研究者が実際に実験で使用した本物のフィルムです。 その模様は世界にたった一つ!とても貴重なフィルムです。

是非、お立ち寄りいただき、研究支援活動の仕事に少しでも興味をもっていただけると嬉しいです。





「第3回 大学加速器連携協議会」が開催されました

2019.08.3


2019年8月3日に京都大学宇治キャンパス碧水舎で「第3回大学加速器連携協議会」が開催されました。

本協議会には、7月31日~8月3日まで開催された「第16回日本加速器学会年会」に集結した、加速器関係者の中から22名の加盟機関代表が参加され、推進部はその開催に係る支援を行いました。

1.大学加速器の現状紹介 1(京都大学エネルギー理工学研究所 全)
2.大学加速器の現状紹介 2(京都大学量子理工学教育研究センター 間嶋)
3.応用超伝導加速器センターの設置について(KEK加速器施設長 山口)
4. ISBA19(The 2nd International School on Beam dynamics and Accelerator technology)、今後の運営について (広島大学 栗木)
5. 加速器映像コンテンツ集の配布について(KEKオープンイノベーション推進部 清水)

また協議会終了後懇親会が行われ、親交を深めるとともに情報交換がなされ今後の協議会活動の話題で盛り上がりました。



「KEKつくばちびっ子博士2019を開催しました」を開催しました

2019.07.30


つくばちびっ子博士とは、つくば市が主催で市内の研究機関などスタンプラリー形式で回る小学生・中学生向けの科学教育イベントです。

KEKは、つくばちびっ子博士に参画し、Aコース7月23日(火)とBコース30日(火)の2日間、それぞれ20名ずつに分かれ、KEKの研究施設見学や科学実験工作をしながら、研究者に質問をしてコミュニケーションを図る、体験型イベントを開催しました。
子どもたちは、大型の最先端実験装置を興味深く熱心に見学し、自ら作成する実験工作により科学の不思議に直接触れることができました。
共通見学コースでは、フォトンファクトリー実験施設で、宇佐美徳子 物質構造科学研究所講師 による物質・生命科学のレクチャーを、筑波実験棟ではAコースの足立一郎 素粒子原子核研究所 准教授、Bコースの多田裕子 素粒子原子核研究所 広報担当から、素粒子物理のレクチャーを受けました。本物の実験装置を間近に見た子供たちからは、かわいい質問があふれていました。

Aコースでは、上野一樹助教 による「未来加速器実験室 ~見えない光のナゾを追え」と題した講義 &実験工作では、赤外線センサーを使ったサーモグラフィカメラを作成し、電子回路を通してKEKの研究に触れました。

Bコースでは、郡 和範 准教授による「宇宙がむかし小さかった頃とブラックホールの意外な関係」と題した宇宙についての講義と、大学院生インストラクターによる、霧箱実験工作を行い、身の回りにある物質からの放射線の飛跡を確認しました。

「KIDS-KEK  × つくばちびっ子博士2019」で は、科学の発展に資する「人材育成」を目的としたプログラムを実施しました。子供たちに科学の楽しさや学ぶ意欲の動機づけをし、さらに、学生アシスタントと してイベントに協力してくれた大学院生には、子供たちを導く「メンター」の役割を担い、科学と子供たちをつなげる「科学コミュニケーター」として、アウトリーチ活動を体験してもらいました。
今後も、研究支援戦略推進部では、KEKにおける研究活動の更なる発展を図るため、URAの活動を通して広く発信して行きます。

「KIDS-KEK 」は、KEK一般寄附金事業から支援を受けています。ご支援いただきました皆様には改めて感謝申し上げます。




「SATフォーラム2019」が開催されました

2019.07.23


7月12日(金)、つくばサイエンス・アカデミーのイベントである「SATフォーラム2019」が、つくば国際会議場大ホールにおいて開催されました。 今回のフォーラムは、東京大学卓越教授、宇宙線研究所長の梶田隆章先生を講師に迎え、「神岡の地下から見た日本の基礎科学研究」について講演がおこなわれました。また講演後には、江崎玲於奈会長とのトークセッションも開催されました。

本フォーラムの開催に際し、KEKからは「T2K実験に関するKEK保有資料(ジオラマ模型やポスターなど)」の展示をおこない、説明やパンフレット配布などにより、KEKの存在をアピールしました。 なお、当日の参加者数は約550名、内近在の高校生が170名ほどでした。

「SAT」とは、Science Academy of Tsukuba つくばサイエンス・アカデミーの略語です。SATでは、最先端の研究や今話題の研究者、著名な研究者を招いて、幅広い専門分野の研究を促進するため「SATフォーラム」を開催してきました。

これまでにも、ノーベル賞を受賞された白川英樹氏(2000年化学)、野依良治氏(2001年化学)、小柴昌俊氏(2002年物理)、小林誠氏(現KEK特別栄誉教授)(2008年物理)、中村修二氏(2014年物理)、山中伸弥氏(2012年生理・医学)などをはじめとする著名な方々を講師に招き、講演会を開催してきました。

推進部はこのSATフォーラムのようなイベントをはじめとして、茨城県やつくばの産業界・官公庁・研究機関と連携を進め、幅広い分野での加速器科学の発展を推進しています。



「第3回 TIAかけはし成果報告会」が開催されました  

2019.07.23


TIAが2016年度にスタートしたTIA連携プログラム探索推進事業「かけはし」は、TIAの5機関(産総研、NIMS、筑波大、KEK、東大)の連携だけではなく、研究・技術の「種」を企業との連携により「芽」に育てる事業です。

「第3回TIA かけはし成果報告会」は7月10日(水)、東京大学 武田先端知ビル 武田ホールにて開催されましたが、企業や大学などから約200名の方々にご来場をいただき、盛況のうちに終了いたしました。

今回の成果報告会は「~研究・技術の「種」から「芽」へ育てませんか?」と題し、2018年度TIA連携プログラム探索推進事業「かけはし」の活動と成果を広く周知することを目的として開催しました。代表的な研究テーマ5件の講演と特別講演、全テーマのポスター(前年度より継続の26件、新規テーマ21件、計47件)を集めたポスターセッションを実施し、参加者は科学技術を基調とする連携の促進と共に交流を深めました。今後もKEKはTIAを通して、産業界への橋渡しとなる地域連携を推進します。



「イノベーション・ジャパン2019ー大学見本市&ビジネスマッチング」開催のお知らせ

2019.07.09


今年で16回目を迎える国内最大規模の産学マッチングイベ ント「イノベーション・ジャパン」が、 8月29日から8月30日 までの2日間、東京ビッグサイト青海展示棟Bホールにて開催 されます。 本年も大学、ベンチャー・中小企業等から500を超える研究開発の成果を展示・発表されます。

KEKからの出展は物質構造科学研究所の雨宮健太教授の 「ナノを超える深さ分解能で界面の化学状態・磁性をとらえる」 です。

皆様のご参加をお待ちしております。


【イノベーション・ジャパン2019】

日時: 2019年8月29日(木) 10:00~17:30
    2019年8月30日(金) 10:00~17:00

場所: 東京ビッグサイト「青海展示棟Bホール」
    東京都江東区青海1-2-33

入場料: 無料


詳細はこちらから



「つくばちびっ子博士2019」お知らせ

2019.07.01


つくばちびっ子博士とは、つくば市が主催で、市内の研究機関などスタンプラリー形式で回る小学生・中学生向けの科学教育イベントです。

KEKは、つくばちびっ子博士2019に参加しイベントを開催します。 見学ツアー・実験工作・お話・質問コーナーなど、いろいろ体験できるイベントです。 研究者や大学院生のお兄さんお姉さんたちと一緒に楽しみましょう!

「加速器ってなに? 加速器科学の不思議を知ろう!」

Aコース:
『未来加速器実験室 ~見えない光のナゾを追え』上野 一樹 助教
日  時: 7月23日(火)13:00~16:30
対  象: 小学4~6年生
募集定員: 20名

Bコース:
『宇宙がむかし小さかった頃とブラックホールの意外な関係』郡 和範 准教授
日  時: 7月30日(火)13:00~16:30
対  象: 小学4~6年生
募集定員: 20名

【応募方法】E-mailで受け付けます。受付期間、7/11(木)~7/16(火)まで。応募者多数の場合抽選となります。抽選結果は、19日(金)までに当選者のみにE-mailで連絡します。

~~~~~~~
件名:2019つくばちびっ子博士
本文:①希望コース ②希望者氏名(ふりがな)③学年 ④郵便番号・住所 ⑤電話番号
~~~~~~~
以上の内容をお送りください。

【E-mail】kids-kek[@]ml.post.kek.jp   ※[@]の[]は外してください。 ※応募期間以外の受け付けはしておりません。

●コース紹介について詳しくは、 こちらから

●つくばちびっ子博士について詳しくは、 つくば市HPから

または、ちびっ子博士パンフレットをご確認ください。



「SATフォーラム2019」開催のお知らせ

2019.06.30


「SAT」とは、Science Academy of Tsukuba つくばサイエンス・アカデミーの略語です。SATは、最先端の研究や今話題の研究者、著名な研究者を招いて、幅広い専門分野の研究を促進するため「SATフォーラム」を開催しています。

これまでにも、ノーベル賞を受賞された白川英樹氏(2000年化学)、野依良治氏(2001年化学)、小柴昌俊氏(2002年物理)、小林誠氏(現KEK特別栄誉教授)(2008年物理)、中村修二氏(2014年物理)、山中伸弥氏(2012年生理・医学)などをはじめとする著名な方々を講師に招き、講演会を開催しました。

本フォーラムは、東京大学卓越教授、宇宙線研究所長の梶田隆章先生を講師に迎え、「神岡の地下から見た日本の基礎科学研究」について講演を行っていただきます。講演後は江崎玲於奈会長とのトークセッションも開催されます。 皆様のご参加をお待ちしております。

【SATフォーラム2019】

○ 日時 2019年7月12日(金) 15:00~16:30
○ 場所 つくば国際会議場 大ホール
○ 講演 
  ・テーマ 「神岡の地下から見た日本の基礎科学研究」
  ・トークセッション

詳細はこちらから



IR推進セミナー「研究者の信用を高めるORCIDとresearchmapの活用~これからの研究評価で不利にならないために~」を開催しました。

2019.05.14 @KEKつくばキャンパス小林ホール


5月14日(火、KEKつくばキャンパス小林ホールにおいて、文科省の科学技術・学術政策研究所(NISTEP)で研究評価、学術雑誌の電子出版などの研究を担当する林和弘氏を講師に招き、IR推進セミナー「研究者の信用を高めるORCIDとresearchmapの活用~これからの研究評価で不利にならないために~」を開催しました。

講演会は、「研究活動の結果として生まれてくる数々の論文 ----- これを整理するソフトウェア、データベースは、いろいろなものが世の中に でまわっているが、それぞれの研究者がどのようにそれらを活用し、また研究成果をどのように発信していったらよいのか・・・」 などの疑問に答え、また機構内で共通的な仕組を築くために企画しました。

本セミナーには、50名以上の参加者があり、ORCIDとresearchmapの活用に熱心に耳を傾けました。最後には活発な質疑応答があり、今後の取り組みに向けて有意義な会となりました。

IR推進チームでは、研究における情報収集だけでなく、各研究者の活動についての情報発信などについて情報提供をすることにより、支援を引き続き行います。






第3回 TIAかけはし成果報告会  ~研究・技術の「種」から「芽」へ育てませんか?

2019.05.17


TIAが2016年度にスタートしたTIA連携プログラム探索推進事業「かけはし」は、TIAの5機関(産総研、NIMS、筑波大、KEK、東大)の連携だけではなく、研究・技術の「種」を企業との連携により「芽」に育てる事業です。

3年目となる2018年度は、前年度より継続の26件、新規テーマ21件、計47件が採択されましたが、この中には、企業からの提案によるテーマもあります。

この度、本事業における2018年度の成果報告会を開催いたしますので、是非ご覧いただき、今後のかけはし事業に積極的にご参加ください。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

日 時:2019年7月10日(水)13:00~17:40(12:30開場)

会 場:東京大学 武田先端知ビル 武田ホール

参加費:無料(要参加登録)

申込み:TIAのイベントページからお申込みください

主 催:TIA






「TYL日仏・仏韓合同ワークショップ」を開催しました

2019.05.08-10 @韓国・ 済州島


5月8日(水)-10日(金)、韓国・済州島 Seogwipo KAL Hotelにおいて、 第8回TYL日仏素粒子物理学研究所(TYL-FJPPL)と仏韓素粒子物理学研究所( FKPPL)合同ワークショップが開催されました。

全体で92名の参加があり、素粒子・原子核物理、加速器科学、計算機科学などの分野で行われている日仏韓の共同研究の成果が発表されました。

今年で4回目となる日仏両国の共同研究に従事した若手研究者を対象とする「TYL Young Investigator Award」の授賞式も執り行われました。 選考委員による慎重な審査により、Sviatoslav Bilokin氏(IPHC Strasbourg) が選ばれ賞状と記念品の盾が贈られました。

日仏合同運営委員会の開催についても同様に支援を行い、3日間にわたるワークショップは滞りなく終了しました。

詳しくはこちらから




加速器研究施設プロモーションビデオを作成しました。

2019.05.08


このたび研究大学強化促進事業の予算により、KEK加速器研究施設のプロモーションビデオを制作いたしましたので、その概要をご紹介いたします。なお、本ビデオは YouTubeのKEK channelに掲載されております。 

◆ 概要ご紹介 

題名:先端科学を牽引する加速器研究施設 宇宙の謎にせまる基礎物理、あるいは新素材開発などの物質科学、さらには最先端の放射線癌治療や創薬、生命科学など、幅広い先端科学を支える粒子加速器は一国の科学技術レベルを象徴する存在とも言えます。

高エネルギー加速器研究機構KEKでは「加速器研究施設」が粒子加速器の研究開発を担っており、数々の世界最先端の技術で加速器を創り、日々の実験を支えています。そして多くのプロセスを独自に開発し、材料から組立に至るまでの超伝導空洞製造技術を培っておりますが、本ビデオでは、科学研究のために生み出された最先端技術の一端をご紹介します。

また、それら最先端技術をより社会に役立てる取り組みとして「加速器研究施設」では、加速器の産業・医療応用を推進するため,応用超伝導加速器センターを設置しました。ここではBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)、核医学検査のための薬剤製造、半導体リソグラフィ、インフラ診断など、実用的な加速器の研究開発を推進し、加速器の社会貢献に寄与していくと共に、こうした活動を通して、未来を担う若手研究人材の育成にも貢献していきます。

【ご参考】KEK加速器研究施設




研究支援戦略推進部と、オープンイノベーション推進部は新体制でスタートいたします。

2019.04.01


機構における研究力強化を図るため、2013年度、統括責任者である機構長及び実施責任者である研究担当理事の下に事業の中心的役割を担う「研究支援戦略推進部を設置し、「研究支援企画室」、「国際連携推進室」、「大学・産業連携推進室」、「知的財産室」及び「TIA推進室」から構成されてきました。2018年度には、「国際連携推進室」と機構管理局内の国際関連部署との融合を行い、「インターナショナル・オフィス」として活動を開始しました。 2019年度には、機構の産学公連携、産学共同研究、知財に関する機能を一本化し、大学・産業界・公的機関との連携の総合窓口となり、連携の企画と支援を迅速に行う機構内プロパー組織として、新しく「オープンイノベーション推進部」を設置します。

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