中国高能物理研究所(IHEP)と日本の高エネルギー加速器研究所(KEK)の定期会合が、2009年12月23日に北京のIHEPで開催され、「KEKとIHEPとの間における学術交流に関する協定」の5年間の延長が決定された。この協定はKEKとIHEPが1994年に締結したもので、両機関の包括的な学術交流について定めたもの。
陳和生IHEP所長の挨拶で開始された会議では、まず、中国代表より中国で実施されている、加速器、物理実験、放射光に関する活動報告が行われ、続いて、鈴木厚人KEK機構長が、KEKの活動全般と、長期計画について報告した。
両機関は、IHEPの中国破砕中性子源(CSNS)加速器、BEPCII加速器、KEKのKEKB加速器、Belle実験、および放射光の応用分野を主要分野と定め、今後の協力関係を深めていくことで合意した。