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10月18日(月)、インド環境森林省は、新しいニュートリノ研究施設「インドニュートリノ観測施設(INO: Indian Neutrino Observatory)」を Tamil Nadu地区のBodi West Hills保護林の地下に建設することを承認した。この計画はタタ基礎科学研究所(TIFR) が中心となり、インド国内の20研究機関と共同で推進する。
この計画が提唱されたのは1989年にさかのぼる。しかし資金不足やこの研究を推進できるスキルを持つ国内研究者の不足に加え、環境団体からの反発が大きかったこともあり、計画は足踏み状態に。今回の計画承認には、伐採の禁止等、森林環境の保全が条件となっている。
INOの建設は2015年に完了する予定で、完成すれば、200人以上の研究者が集まる世界トップレベルの研究所になると期待されている。