国際リニアコライダー(ILC)計画が、新たな局面へとステップを進めた。12 月15 日(土)、東京・秋葉原でILC 設計報告書(TDR/DBD)完成発表会が開催された。主催は先端加速器科学技術推進協議会(AAA)、高エネルギー加速器研究機構(KEK)、国際共同設計チーム(GDE)、物理測定器研究組織(RD)。GDE とRD の上位機関にあたる「ILC 運営委員会(ILCSC)」のジョナサン・バガー議長へと最終ドラフトが手渡されたのだ。今回のドラフト提出は、ILC 建設に必要とされる技術がILC の建設を政府に対して提案できるレベルに達したことを示すものだ。
ILC TDR 完成発表会において、バリー・バリッシュ氏(GDE ディレクター:写真左)と山田作衛氏(RD ディレクター:写真右)がジョナサン・バガー氏(ILCSC 議長:写真中央)にTDR のドラフトを提出
パネルディスカッションの様子。左からパネルディスカッションの座長をつとめた村山斉氏、パネリストの鈴木氏、バリッシュ氏、山田氏、バガー氏、増田氏、西岡氏。
ILC Newsline (Press Release: International Linear Collider completes draft of its design report)