SuperKEKB加速器が世界最高ルミノシティ(衝突性能)を達成しました 2020年6月26日 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(KEK)の 電子・陽電子衝突型加速器SuperKEKB(スーパーケックビー)は、2020年6月15日20時34分、瞬間ルミノシティ(衝突性能)2.22×1034cm-2s-1を達成し、世界最高記録を更新しました。 これまでの電子・陽電子衝突型加速器での世界記録(2.11×1034cm-2s-1)は、同じくKEKで2010年まで稼働していた前身の加速器「KEKB(ケックビー)」が保持していました。 2018年には欧州原子核研究機構(CERN)の陽子・陽子大型ハドロン衝突型加速器(LHC)がKEKBの記録を塗り替え、2.14×1034cm-2s-1の瞬間ルミノシティを記録しました。 今回達成した記録で、SuperKEKB加速器はすべての種類の衝突型加速器の中で、世界最高のルミノシティ性能を持つこととなりました。(*) (*)その後も順調に加速器の調整が進み、6月21日0時53分には2.40×1034cm-2s-1を記録しました。 —続きを読む