平成25年度 欧州合同原子核研究機関(CERN)への
日本人職員(技術職)派遣研修 募集要項
- 目的
我が国の加速器科学分野における技術職に必要な高度の技術と国際的な広い識見を備えた人材の育成を図り、我が国と CERN との協力の一層の強化に寄与することを目的とする。
- 研修内容
専門分野の高度な技術交流を行うとともに、CERNのプロジェクト、各種実験の技術支援について研修を行う。
具体的には以下のとおり。
(1)LHC等の大型加速器群の電磁石、高周波加速、真空、電源、ビームモニタ、加速器コントロールシステム等に関わること
(2)LHC等による素粒子実験の大型検出器、データ取得および保管、真空、低温、実験室管理等に関わること
(3)素粒子実験等のデータ解析計算システム、機械加工、基盤技術サービス等に関わること
(4)加速器、素粒子実験等の環境保全、放射線安全、施設整備等に関わること
(5)その他必要な事項
- CERN における研修受入れ先は、各自において探すものとする。
- 研修期間中は、四半期毎に報告書を高エネルギー加速器研究機構(以下、KEK)及び所 属機関に提出する。
- 研修期間終了後は、最終報告書を KEK 及び所属機関に提出する。
- また、報告会を実施 する。
- 研修期間
派遣期間は原則 1 年とする。
(1)事前研修 派遣の半年前から1回3時間程度の講習を5~6回
(研修場所:KEK) (予定:平成24年10月~平成25年3月)
(2)派遣研修 1年
(研修場所:CERN) (予定:平成25年4月~平成26年3月)
- 募集対象者
以下の(1)~(4)の条件をすべて満たす者とする。
(1) ATLAS 実験参加機関の技術職員で、3年以上(派遣する年の4月1日時点)の勤務 経験を有する係長相当職以下の者
(2) TOEIC600 点以上、TOEFL500 点以上、英検準 1 級以上、またはこれらに相当する 英語力を有する者
(3) 勤務成績が優秀であり、心身ともに健康な者
(4) CERN の配属予定先のグループリーダーから受入の了承を得ている者、又は得られる見込みのある者
- 名称
本研修を受ける者の名称は「CERN 研修員(技術職)」とする。
- 研修期間の身分及び経費負担
(1) 研修期間は、本来の所属機関に籍を置き、給与は所属機関が支給することとする。
(2) 事前研修期間の研修に係る出張旅費は、KEK が支給する。
(3) 派遣研修期間のCERNでの身分は、「Unpaid Associate」(準職員の身分)が予定されている。
(4) 派遣研修に係る、日本-ジュネーブ間の往復旅費、現地滞在費は CERN が支給する。
(5) 派遣研修に係る国内旅費は、KEK が支給する。
(6) 派遣研修の事前準備、及び事後報告等で所属機関から KEK への出張が必要な場合、旅費は KEK が支給する。
- 派遣人数
1名
- 応募方法
以下の書類を郵送にて、期限内に提出すること。
(1) 提出書類
- 所属する大学等機関からの申込書(様式1)・・・1 部
- 所属する大学等機関からの推薦書(様式2)・・・1 部
- CERN 派遣個人調書(様式3)・・・1 部
- 英語能力を証明する書類(TOEIC Score Report 等のコピー)・・・1 部
(2) 提出期限
平成24年8月24日(金)必着
(3) 提出先
〒305-0801 茨城県つくば市大穂 1-1
大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構 総務部人事労務課人事第二係 宛
(4) その他
各機関からの応募者は2名までとする。
- 選考
書類審査通過者に対して選考面接を実施する。
選考面接は、9 月 5 日(水)に実施予定。
選考後、KEK は採択者を CERN に推薦し、CERN での採用手続きを経て、正式に研修員となる。
- 研修報告
当該研修の状況について、3か月毎、及び研修終了後に派遣研修報告書を提出するものとする。
- 問い合わせ先
高エネルギー加速器研究機構
<人事に関すること> 総務部人事労務課人事第二係
電話 029-864-5117, E-mail: jinji2@ml.post.kek.jp
<研修内容に関すること> 研究協力部国際企画課国際企画第二係
電話 029-864-5134, E-mail: kokusai2@mail.kek.jp
<< 平成25年度募集要項 >> (本ページと同等の内容、印刷用PDF)
<< 申込書(様式1)/推薦書(様式2)/CERN派遣個人調書(様式3)/CERN派遣個人調書記入要領等>>
機構内向け (補足)
派遣研修 募集要項
平成24年 7月24日
技術部門連絡会議議長 野村 昌治
CERNへの技術職員の海外派遣研修を実施します。
ついては、別紙「欧州合同原子核研究機関(CERN)への日本人職員(技術職)派遣研修募集要項」により、候補者を募集します。
なお、今回から公募対象をATLAS実験参加機関に拡大して実施することを申し添えます。
募集要項の 4.-(1)、『ATLAS 実験参加機関の技術職員で、3年以上(派遣する年の4月1日時点)の勤務経験を有する係長相当職以下の者』は、『技術部門に所属する者で、3年以上(派遣する年の4月1日時点)の勤務経験を有し、原則として技師以下であること』と読み替えるものとします。
また、機構内締切りを、8月22日、17:00(必着)とします。
以上