2002年度 技術部技術交流会 発表概要


JLC projectでの計算機環境

発表者氏名,所属 千代浩司 IPNS/KEK
概要 JLC projectで使われている計算機サービスの概要を紹介する。物理計算用の他、Network関連ではweb server、mailing list server、Anonymous CVS serverなどがある。

無線LAN技術について

発表者氏名,所属 飯田好美 計算科学センター
共同者氏名,所属 広瀬均、橋本清治 計算科学センター
概要 現在計算科学センターでは、共同利用宿舎や3号館1階のセミナーホールなどで無線LANサービスを提供している。無線LANは設置しただけではセキュリティが非常に低いため、運用のために様々な技術を使用している。ここでは、無線LANとそのセキュリティをあげるための技術について紹介する。

KEKにおけるリモートアクセスVPN環境の構築

発表者氏名,所属 橋本清治、計算科学センター・ネットワークグループ/技術部計算機課電子計算機第三係
概要 KEKのリモートアクセスVPN(Virtual Private Network)環境について紹介する。計算科学センターでは暗号化通信によるVPNを利用した機構ネットワークへの接続をサービスしている。VPNとはインターネット上において仮想専用線を実現する技術である。ここでは、VPN技術の簡単な説明とKEKにおいてVPN技術を用いてどのようにリモートアクセスVPN環境を構築しているのかを紹介する。

コンピュータによる電磁石電源の維持管理

発表者氏名,所属 鈴木善尋 素粒子原子核研究所・ビームチャンネル
概要 カウンターホールでは、12GeV陽子シンクロトロンからのビーム輸送のために多数の電磁石電源を広範囲に配置し使用しています。電磁石電源の運転と状態把握のために多数のマイクロコンピュータを分散配置しています。このコンピュータの機能は、単にリモート操作の機能を提供するだけではなく、メンテナンス上必要な情報も提供し維持管理業務の合理化に寄与します。このシステムでのコンピュータの活用法について報告します。

PF-AR 電磁石制御システム

発表者氏名,所属 宮島 司、KEK-PF
概要 PF-AR 電磁石制御システムは、2001年2月より開始された PF-AR 高度化改造計画のなかで新システムに全面更新され、現在順調に稼働している。新制御システムは、KEKB 加速器制御との融合を図るため、EPICS を用いて構築されている。ここでは、EPICS を用いた PF-AR 電磁石制御システムの概要と、電磁石制御ソフトウェアについて紹介する

低温工学センター回収ステーション監視システムのネットワーク利用

発表者氏名、所属 飯田 真久 共通研究施設 低温工学センター
概要 低温工学センターはガス回収率を高めるため一ヶ月ごとに集計をし、悪い場合は現場状況の把握(気密漏れなど)及びユーザーへの提言をしているが、小口ユーザーの多様化及び大口ユーザーへの供給によって回収率が大きく変動してしまうため3年前から一部の配管に回収流量計を設けて全体の回収量と比較し、気密漏れ箇所等を特定しやすくした。これらの流量計を監視するモニターの設置について低温工学センターでの取り組みを紹介する。

i-mode用ホームページの作成

発表者氏名,所属 中島 啓光、加速器
共同者氏名,所属 上窪田 紀彦、加速器
概要 電子陽電子入射器では、約60台のクライストロン用パルス電源を使用している。パルス電源には、PLCが組み込まれており、制御用のコンピューターとデータの通信が行われている。今回、そのデータを利用して、ステータスの一部をi-modeで見られるようにしたので紹介する。

研究情報Webシステムのセキュリティー対策について

発表者氏名,所属 柿原春美、計算科学センター
概要 共通計算機システムの一部として2001年7月17日より正式運用を開始した研究情報Webシステムは、研究者個人あるいは研究プロジェクトの情報を発信するための Web システムである。当システムはファイアーウォールを意識した構成になっており、情報更新用のサーバをファイヤーウォール内に、情報発信用サーバをファイヤーウォール外に置きコンテンツをミラーするシステム構造とした。今回はこのあたりの技術的な点を中心に報告する。

技術部Webサーバーの更新

発表者氏名,所属 平 雅文、放射線科学センター
共同者氏名,所属 川又弘史、荒木 栄、斉藤裕樹、鈴木祥仁、武田康弘、島崎昇一、小林芳治、八代茂夫
概要 技術部SMGグループでは、技術部のホームページを作り、技術研究会、技術部研修、技術部セミナー、各種委員会議事録等技術部に関する情報の提供を行っている。これまで、サーバーにWindows NTマシンを使用してきたが、機構のファイアウォールの導入に伴い、2台のLinuxマシンを導入し、情報発信用ホストと情報更新用ホストのミラーリングによるセキュアーで安定したシステムを構築することにした。



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