ILCの環境アセスメントに関する有識者による提言を公開

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国際リニアコライダー(ILC)は、全長20キロメートルに及ぶ大型の実験装置であり、その建設実現にむけ、環境への配慮の必要性が指摘されていました。KEKはこれに対応すべく、ILCの環境アセスメントについて外部専門家から助言を得るため、2019年9月に「ILC環境アセスメント評価アドバイザリーボード」を立ち上げました。

このボードでは、ILCが30年を越える長期間に及ぶ国際共同研究プロジェクトであることなど、ILC計画の持つ事業特性を7項目挙げ、それらを踏まえて、求められる環境アセスメントの 考え方について検討を進めてきました。

環境アセスメントを実施する際にはいくつかの手法がありますが、ボードではILC計画に関しては「戦略的アセスメント(SEA)」の手法を導入して実施すべきとの結論に達しました。戦略的アセスメントは、計画の実施段階に先立ち、より早期の段階で、自然環境のみならず、社会的・経済的影響についてもカバーするアセスメントです。この考えに基づき、SEAの手法を適用する場合の考え方を中心に検討した報告書「ILC 計画の戦略的環境アセスメントの実施について -議論のまとめ」が取りまとめられました。

KEKは、ILC国際推進チーム(IDT)がILCの本準備期間にILCプレラボ(Pre-Lab: 準備研究所)で行うべき業務計画を立案する中でこの「議論のまとめ」を役立ててもらうため、2021年2月5日に、この「議論のまとめ」をIDTへ提出しました。「議論のまとめ」は下記のリンクからご覧いただけます。

ILC 計画の戦略的環境アセスメントの実施について -議論のまとめ(報告書日本語版)

Strategic Environmental Assessment of the ILC Project – Summary of the Discussion -(English Report)

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