2019年 2月
ミュオンDライン・セパレータ新電源コミッショニング
D ラインではセパレータの新電源が2018 年夏にインストールされた。本電源交換により、今まで±170 kV に制限されていたセパレータ印加電圧が±250 kV まで増強された。実際に電子の除去効果についてコミッショニングを行ったところ、例えば30 MeV/c の負ミュオンの場合、ビーム中の電子は交換前の13%まで低減された(図:87%減)。これにより、電子由来のバックグラウンドが大きく抑制された。
新しくインストールされたセパレータ電源による、ビーム中の電子除去効果 [拡大図(127KB)]